商品紹介
柔らかくふくよかな響きに満ちた時代楽器によるブラームス
ブラームスが愛したシュトライヒャー、ベーゼンドルファーの時代ピアノの響き。ベートーヴェンにピアノを提供したことでも知られているシュトライヒャー。1833年にナンネッテ夫妻が亡くなると、才能に恵まれたヨハン・バプティスト・シュトライヒャーが工房を引き継ぎました。彼のピアノはリストやクララ・シューマンも好んで弾き、ブラームスも手紙に「ピアノといえばシュトライヒャーかベーゼンドルファー」と残したほどです。当盤はトーマス・アルベルトゥス・イルンベルガーの個人コレクションの3台の時代フォルテピアノを使用して録音が行われました。中低音は十分な重心と量感をもって鳴る一方、高音部の柔らかくふくよかな響きは絶品で、ブラームスのピアノ作品が鮮やかに蘇っています。演奏のリットナーは1981年生まれの若手で、ザルツブルクのモーツァルテウムでジークベルト・ランペに学びました。ピリス、ポゴレリチ、ツィメルマンといった個性あふれる超一級ピアニスト達が目をかけて共演しています。