商品紹介
名手ゾンマーハルダーが最高の技術で聴かせる名演
ロシア、イルクーツクに生まれるも革命派の父とともにスイスに亡命し、ジュネーヴ音楽院で学んだというウラディーミル・ペスキン。ロシア革命勃発後は祖国に戻り、1922年にモスクワ音楽院に入学。ここでフェインベルクから作曲とピアノの指導を受けます。当時手を痛めてコンサートピアニストは断念したものの、1930年代の大粛清時代にトランペット奏者ティモフェイ・ドクシツェルに出会ったことで彼の作曲人生は一変。その才能を見抜いたペスキンは、まずドクシツェルの伴奏者になり、以降は彼のために次々と作品を書くことになったのです。超絶技巧を駆使したこれらの作品群を名手ゾンマーハルダーが最高の技術で奏しています。スターリンの死後に出版された「プレリュード」での自由な発想による作品には、救済と不安という相反する感情が窺えることも興味深いものです。また、この録音では管弦楽パートをヴィーチョレックのピアノが受け持っています。彼女の演奏は緊張感や色彩感に溢れており、管弦楽で聴くのとはまた違った味わいが楽しめます。※ハイブリッドSACD仕様
曲目
ウラディーミル・ペスキン(1906-1988):
01. スケルツォ(c1937)
02. コンチェルト・アレグロ(トランペット協奏曲第2番:トランペットとピアノ版 1949)
03. プレリュード(1956出版)
04. 詩曲第2番
05. 間奏曲
06-08. トランペット協奏曲第1番(トランペットとピアノ版 1941)
09. ロンド・スケルツォ
10. 詩曲第1番(1941初演)
11. メロディ(1973)
12. トランペット協奏曲第3番(トランペットとピアノ版 1971)
13. ロマンス(1945)