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本来の姿が再現されたマンハイムの音楽
ヨハン・シュターミッツ(1717-1757)は、マンハイム楽派の創立者として有名で、交響曲(シンフォニア)や協奏曲を数多く作曲しました。もともとは高度なテクニックをもったヴァイオリン奏者で、マンハイム宮廷楽団をすばらしいオーケストラに育てあげると同時に、その技術を多用したソナタを数多く作曲したのです。序奏のような第1楽章、それに続く重音が多様された速いパッセージの楽章、そしてロココ風の美しいメロディなど、当時の新スタイルによる様々な作曲法がこれらのソナタの中で試みられています。この作品は後に「オブリガード鍵盤楽器付のヴァイオリン・ソナタ」として知られるようになりますが、ここでは1759年にパリで出版された作曲当時の「数字付通奏低音」による楽譜が使用されており、ミヒャエル・ベーリンガーによる即興的な伴奏によって、本来の作品の魅力が再現されています。ヴァイオリニスト、シュテファン・シャルトは、モダン楽器だけでなくバロック・ヴァイオリンの名手としても知られ、1995~1999年にザクセン州立劇場コンサートマスター、2000年からはムジカ・アンティクァ・ケルンのコンサートマスターを務めていました。 [ハイブリッドSACD仕様(CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND)]