商品紹介
マリア・ソウルナチェヴァの、ロシアン・オーボエへの野望
若い演奏家たちの登竜門として有名なミュンヘン国際音楽コンクール。オーボエ奏者、マリア・ソウルナチェヴァは2007年に開催されたこのコンクールの3位入賞者で(第1位はラモン・オルテガ・ケロ)、以降、着々と活動の場を広げています。そんな彼女が演奏するこのアルバムには、3人のロシアの作曲家によるオーボエのための作品が収録されています。ヴァレリー・キクタはウクライナ生まれ。モスクワ音楽院でフレンニコフに学びました。彼の第1番のオーボエ協奏曲は民俗色が豊かで、とりわけベルやジングル、鐘などの打楽器が活躍する賑やかな風情を持っています。第3番はより凝縮された作風を持ち、伴奏部は室内楽的な響きが求められています。1982年生まれのルブツォフはもともと国際的な評価の高いオーボエ奏者で、この協奏曲も超絶技巧が駆使された、ロシア的な雰囲気を持つ躍動感溢れる曲です。2015年に90歳で亡くなったエシュパイは野心的な作風で日本でもお馴染みの人。彼の父が研究した民謡「マリ・エル」の影響を受けた魅力的な作品です。[ハイブリッドSACD仕様]
曲目
1
ヴァレリー・キクタ(1941-):オーボエ協奏曲 第1番「ベルゴロドより」
2
アンドレイ・ルブツォフ(1982-):オーボエ協奏曲
3
ヴァレリー・キクタ(1941-):オーボエ協奏曲 第3番
4
アンドレイ・エシュパイ(1925-2015):オーボエ協奏曲