★正統派ジャズ・ピアニストの最高峰として、ニューヨークを中心に長年活躍を続けるビル・チャーラップ・トリオのブルーノートからの3年振りのニュー・アルバムが登場。

■本作は、ニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードで行われたパフォーマンスを収録したライヴ・アルバム。ライヴ盤のリリースは2007年以来実に14年振りとなる。ピーター・ワシントン(b)、ケニー・ワシントン(ds)という長年のレギュラー・トリオをフィーチャーし、ケニー・バロンのエネルギッシュなタイトル・トラック「And Then Again」に加えて、スタンダード「オール・ザ・シングス・ユー・アー」、「ラウンド・ミッドナイト」などを含む、スリリングなスウィングと美しいバラードを存分に楽しめる仕上がりとなっている。
■本作について、チャーラップは「このレコードは、トリオのコミュニケーション、つまり、私たちが個々にやっていること、そしてユニットとしてやっていることについて捉えたものです。私たちは自分たちのやり方で演奏していますが、それについてあまり考えなくてもいいのです。それは自然に起こるべきことであり、実際そうなっていると思います。頭を鍛えて、心を信頼しているのです」と語っている。
また、1997年からその歴史が始まった現在のレギュラー・トリオについては、「ケニー(・ワシントン)を初めて見た時のことを覚えています。彼のあの美しいブラシ・プレイ、そしてピーター(・ワシントン)のサウンドもバンドを盛り上げていました。お互いに顔を見合わせていたのを覚えています。それはスローモーションとファストモーションのようでした。『何が起きているんだ？ とても良い感じだ』という感じでした」とコメントしている。