商品紹介
20世紀の二人の作曲家によるピアノと木管楽器による六重奏曲
オーストリア出身のルートヴィヒ・トゥイレはまだ若かった頃、友人のリヒャルト・シュトラウスとともに、アレクサンダー・リッターと出会いました。リッターはロシア生まれのドイツの作曲家で、リストの熱心な信奉者でありワーグナーの友人でもありました。自身の音楽の本質を追い求めていたトゥイレにとってリッターとの出会いは貴重な体験であったに違いありません。トゥイレの作曲には新ドイツ楽派の影響が見られます。トゥイレの六重奏曲はブラームスのピアノ協奏曲第2番を思わせる、かなり伝統的な形式を見せていますが、対照的にプーランクは常に自然さ、音楽的機知、即興性を備えた作曲家で、事実この時期の伝統的な感覚を学ぼうとしたことはほとんどありません。そのため彼の六重奏曲の構成は全体的により強い印象を与えています。
曲目
[C D]
ルートヴィヒ・トゥイレ(1861-1907):ピアノと木管五重奏のための六重奏曲 変ロ長調 作品6
1
第1楽章: Allegro moderato
2
第2楽章: Larghetto
3
第3楽章: Gavotte, Andante, quasi Allegretto
4
第4楽章: Finale. Vivace