商品紹介
音楽への探求心を込めた人気ファイナリストによるピアノ・コンクールのライヴ演奏
北京で生まれ、ジュリアード音楽院で学んだウィノナ・ワンはコンクールで選んだソロ・レパートリーで音楽への探求心を見せています。ソナタの形式と表現力をこのジャンルの画期的な4つの例を通して探求しました。それはベートーヴェンの中期の傑作、悲劇的で英雄的な《熱情》、リストがイタリアの詩人と《神曲》に捧げた最初の作品であるダンテのソナタ、ラフマニノフがゲーテの《ファウスト》にインスパイアされて最初に作曲した、各楽章にファウスト、恋人グレートヒェン、悪魔メフィストフェレスがリスト風に描写されているピアノ・ソナタ第1番、そして文学的な悲劇ではなく実際に起きた殺人事件を描き、20世紀に進化したソナタをもたらしたヤナーチェクのピアノ・ソナタ《1905年10月1日街頭にて》です。アルバムではこれら4つのソナタの他、作曲者自身のピアノ編曲によるラフマニノフの《6つの歌》からの「ひなぎく」と変ト長調の前奏曲も生き生きと魅力的に演奏されています。そしてラヴェルの後期の作品《クープランの墓》からの4つの楽章と、オーストラリアの現代作曲家アリステア・メロスによる12曲の前奏曲集からの2曲が加わります。
曲目
[CD 1]
1
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 作品57《熱情》
2
アリステア・メロス:《前奏曲集》第1巻より 第6曲&第10曲
3
ラフマニノフ:ひなぎく(《6つの歌》 作品38より)(ラフマニノフによるピアノ編)
4
リスト:ダンテを読んで:ソナタ風幻想曲(《巡礼の年第2年:イタリア》S.161より)
[CD 2]
1
ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ《1905年10月1日街頭にて》
2
ラヴェル:クープランの墓(抜粋)
3
ラフマニノフ:前奏曲変ト長調 作品23の10
4
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第1番ニ短調 作品28