バルモレイのマイケル・A.ミュラーによる、多彩なサウンド・カラーと心に響くメロディーのアイデアを包含した内省的な最新ソロ・アルバム

インストゥルメンタル・ユニット『Balmorhea』（バルモレイ）の共同創設者である作曲家でマルチ・インストゥルメンタリストのマイケル・A.ミュラーは、約20年にわたりコンテンポラリー・ミュージックの発展の最前線にいます。1950年代のジャズから19世紀のクラシック音楽、現代のアヴァンギャルドやアンビエントまで、幅広いジャンルを参照しながら、型にはまらず活動するこのアメリカ人アーティストのドイツ・グラモフォンでのソロ・デビュー・アルバム『Mirror Music』は、彼のクリエイティブ・キャリアの新たな章を開くものです。11人の国際的アーティストとの共同作業によって生み出された輝かしい10曲のトラックは、多彩なサウンド・カラーと心に響くメロディーのアイデアを包含した内省的な作品となっています。各作品は、メロトロン、オーバーハイム・ツー・ヴォイス・シンセサイザー、ローズ・オルガンで書かれたミュラーのアンビエント・コンポジションが土台となり、トラックごとに、ハニャ・ラニ（Mirror 8）、クラリス・ジェンセン（Mirror 10）、Jefre Cantu-Ledesma（Mirror 7）など、豪華ゲスト・アーティストが参加しています。
このアルバムは、身近でありながら遠く感じられるものであり、音楽があるべき姿に挑戦しつつ、内向きの解釈を促す、半ば記憶された夢のようなものです。人と人とのつながりの不可解な調和と、自己、存在、場所という広い枠組みにおける自分の無常さによって形成された「Mirror Music」は、拡大鏡を差し出すと同時に、広がり続ける宇宙への開かれた窓を提供しています。