商品紹介
名門古楽器オーケストラが、若きモーツァルトに大きな影響を与えた歴史的都市へと誘う
このアルバムにはクリスティアン・カンナビヒ、イグナーツ・ホルツバウアー、ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラーなどによるあまり知られていない作品と、マンハイムを訪れた頃のまだ若く成長期にあったモーツァルトによる作品が収録されています。中でも、マンハイムの音楽の特徴である音の微妙な変化、ドラマティックな効果とコントラストを表現しているカンナビヒの交響曲第55番ハ長調、カール・ヨーゼフ・トエスキのフルート、オーボエ、ヴァイオリン、ヴィオラ、ファゴットとチェロのための六重奏曲、その演奏を聴いて「この音楽に多くの想像力があった」ことに驚いて父親レオポルトに手紙に書いた、ホルツバウアーの歌劇《ギュンター・フォン・シュヴァルツブルク》の序曲は必聴です。
1985年にドイツのフライブルク音楽大学の学生たちによって結成されたフライブルク・バロックオーケストラは今日、世界の主要な古楽器オーケストラの一つです。自分たちで慎重に定めた芸術信条に従って協議で決めてゆく自主運営のアンサンブルとして活動しています。1770年代のマンハイム宮廷楽団のように指揮者を置かず、協奏曲のソリストも自分たち演奏者の中から選んでいます。よく知られた曲でも新しく発見された音楽でも、このオーケストラの音楽家たちは自分たちの演奏に最高の信頼を得るために、どのような事情で作品が書かれたのか、その作曲家の意図は何だったのかを明らかにすることを目指しています。2017年からは新たに芸術監督となったクリスティアン・ベザイデンホウトと、ヴァイオリニストのゴットフリート・フォン・デア・ゴルツのもと、最近では19世紀の音楽も採り入れるなど、レパートリーを広げています。
曲目
[C D]
ゲオルク・ヨーゼフ・フォーグラー:
1
ジングシュピール《スミルナの商人》より 序曲
クリスティアン・カンナビヒ:交響曲 第55番 ハ長調
2
第1楽章: Allegro Maestoso
3
第2楽章: Andante Non Tanto
4
第3楽章: Presto Ma Non Troppo
クリスティアン・ダンナー:ヴァイオリン協奏曲 ヘ長調
5
第1楽章: Allegro Moderato
6
第2楽章: Adagio
7
第3楽章: Rondeau
カール・ヨーゼフ・トエスキ:六重奏曲 変ロ長調
8
I. Andante grazioso. Allegro
イグナーツ・ホルツバウアー:
9
歌劇《ギュンター・フォン・シュヴァルツブルク》より 序曲
モーツァルト:アリア「アルカンドよ、告白するが…私は知らない、どこからくるのか」K.294
10
Alcandro, lo confesso, K. 294/1
11
Non so d'onde viene, K. 294/2
モーツァルト:交響曲 ハ長調 K.102(歌劇《羊飼いの王様》K.208による)
12
第1楽章: Molto Allegro (After Overture To Il Re Pastore, K. 208)
13
第2楽章: Andantino (After Aria "Intendo, Amico" From Il Re Pastore, K. 208)
14
第3楽章: Presto Assai