商品紹介
アサートンが自ら設立した楽団と共に辿る新旧のウィーンが出会う音楽の旅
アサートンは1968年にロンドン・シンフォニエッタを設立し、1973年まで音楽監督を務めました。セットに付属された解説内のインタビューでは、この楽団がシェーンベルクの室内交響曲第1番のための独自の編成を中心に結成されたと語っています。そしてその後近代音楽や現代作曲家に情熱を傾け、1970年代におけるロンドンのコンサートシーンに変革をもたらしました。またモーツァルトの管楽セレナードやシューベルトの宗教音楽にも同じく鋭い音楽性が感じられます。そして1975年にドイツ・グラモフォンに録音されたLP3枚組のクルト・ヴァイルの作品集と、デッカに録音された、オーレル・ニコレとハインツ・ホリガーがソリストを務めたリゲティの作品集も収録されています。初CD化となる録音も多数含まれています。オリジナル・ジャケット仕様。
「(シンフォニエッタの)演奏者たちは、偉大な伝統の中で育まれたイギリスの音楽家であり、この組み合わせはシェーンベルクにとって完璧だ。つまり、彼らはこの音楽をベートーヴェンやブラームスに対する時と同じ配慮、全体の流れ、そして細部へのこだわりを持って演奏している」――『Stereo Review』誌
「演奏は期待通り非常に優れたもので、よく準備され、愛情深く、細部に濃やかな気配りがなされている」――『グラモフォン』誌
曲目
[CD 1]
モーツァルト:
1-7) セレナード 第10番 変ロ長調 K.361《グラン・パルティータ》[初CD化]
[演奏/録音]
[演奏]ジャネット・クラックストン、セリア・ニックリン(オーボエ)、アントニー・ペイ、Prudence Whittaker(クラリネット)、Stephen Trier、マイケル・ハリス(バセットホルン)、John Price、ジョアンナ・グレアム(ファゴット)、フィリップ・イーストップ、ロバート・マッキントッシュ、ヒュー・シーナン、John Bimson(ホルン)、ロビン・マクギー(コントラバス)[録音]1979年8月、ロンドン
[CD 2]
モーツァルト:
1-5) セレナード 変ホ長調 K.375[初CD化]
6-9) セレナード ハ短調 K.388[初CD化]
[演奏/録音]
[演奏]ジャネット・クラックストン、セリア・ニックリン(オーボエ)、アントニー・ペイ、マイケル・ハリス(クラリネット)、John Price、ジョアンナ・グレアム(ファゴット)、フィリップ・イーストップ、ロバート・マッキントッシュ(ホルン)[録音]1979年2月、ロンドン
[CD 3]
シュポア:
1-3) クラリネット協奏曲 第1番 ハ短調 作品26[初CD化]
4-6) クラリネット協奏曲 第2番 変ホ長調 作品57[初CD化]
[演奏/録音]
[演奏]アントニー・ペイ(クラリネット)、ロンドン・シンフォニエッタ[録音]1979年4月、ロンドン
[CD 4]
シューベルト:
1-6) ミサ曲 第4番 ハ長調 D452
7-8) 木管八重奏曲 ヘ長調 D72[初CD化]
9) 小葬送音楽 D79
10) 水の上の精霊の歌 D714
[演奏/録音]
[演奏]フィリス・ブリン=ジュルソン(ソプラノ [1-6])、ジャン・デガエターニ(メッゾ・ソプラノ [1-6])、アンソニー・ロルフ・ジョンソン(1-6)、ピーター・ホール [10]、アラステア・トンプソン [10]、Peter Crowe [10]、レイ・ニクソン [10](テノール)、マルコム・キング [1-6]、ブライアン・エスリッジ [10]、ジェフリー・ショウ [10]、リチャード・スアート [10]、テリー・エドワーズ [10](バス)、アントニー・ペイ [7-9]、ジュリアン・ファレル [7-9](クラリネット)、ジャネット・クラックストン [7-8]、ジョージ・ケアード [7-8](オーボエ)、ロジャー・バーンスティングル [7-9]、ウェンディ・フィリップス [7-9](ファゴット)、John Burness(コントラファゴット [7-8])、フィリップ・イーストップ [7-9]、Daniel Crowley [7-9](ホルン)、デイヴィッド・パーサー [7-8])、ピーター・ハーヴェイ [7-8])(トロンボーン)、Donald McVay [10]、サイモン・ウィストラー [10](ヴィオラ)、クリストファー・ファン・カンペン [10]、ジェニファー・ウォード・クラーク [10](チェロ)、ロビン・マクギー(コントラバス [10]、ロンドン・シンフォニエッタ合唱団(1-6)、ロンドン・シンフォニエッタ[録音]1978年12月&1979年1月、ロンドン
[CD 5]
シェーンベルク:
1-5) 浄夜 作品4[世界初CD化]
6-12) セレナード 作品24
[演奏/録音]
[演奏]ノーナ・リデル、ジョーン・アサートン [1-5](ヴァイオリン)、Donald McVay、ケネス・エセックス [1-5](ヴィオラ)、クリストファー・ファン・カンペン(1-5])、ジェニファー・ウォード・クラーク(チェロ)、アントニー・ペイ(クラリネット [6-12])、ロジャー・ファロウズ(バス・クラリネット [6-12])、Hugo D’Alton(マンドリン [6-12])、ジョン・ウィリアムス(ギター [6-12])、ジョン・シャーリー=カーク(バス・バリトン [6-12])[録音]1973年11月(1-5)、10月(6-12)、ロンドン
[CD 6]
シェーンベルク:
1-5) 室内交響曲第1番 作品9[世界初CD化]
6-26) 月に憑かれたピエロ 作品21
27) 逢い引き[世界初CD化][世界初録音]
28) 心のしげみ 作品20[世界初CD化]
29-31) 室内オーケストラのための3つの小品[世界初CD化]
32) 夢遊病者(《ブレットル・リーダー》より第3曲)
[演奏/録音]
[演奏]Sebastian Bell(フルート&ピッコロ [1-26, 29-32])、ジャネット・クラックストン(オーボエ [1-5, 27, 29-31])、ロビン・ミラー(コーラングレ [1-5])、アントニー・ペイ(クラリネット&バス・クラリネット [1-27, 29-31])、ロバート・ヒル(クラリネット [1-5])、ロジャー・ファロウズ(バス・クラリネット [1-5])、ロジャー・バーンスティングル(ファゴット [1-5, 29-31])、Nicholas Reader(コントラファゴット [1-5])、バリー・タックウェル [1-5, 29-31]、アンソニー・シデル [1-5](ホルン)、ノーナ・リデル(ヴァイオリン&ヴィオラ [1-27, 29-31])、ジョーン・アサートン(ヴァイオリン [1-5, 29-31])、Donald McVay(ヴィオラ [1-5, 29-31])、ジェニファー・ウォード・クラーク(チェロ [1-27, 29-31])、ロビン・マクギー(コントラバス [1-5, 29-31])、メアリー・トーマス(語り手&ソプラノ [6-26, 32])、ジョン・コンスタブル(ピアノ&チェレスタ [6-32])、June Barton(ソプラノ [28])、ハロルド・レスター(ハーモニウム [28-31])、シドニー・グーセンス(ハープ [28])、ハワード・スネル(トランペット [32])、ジェイムズ・ホランド(サイドドラム [32])[録音]1973年10月&1974年5月(1-5)、1973年10月(27, 29-32)、11月(6-26, 28)、ロンドン
[CD 7]
シェーンベルク:
1-4) 木管五重奏曲 作品26
5) 恋する者の願い 作品27の4[世界初CD化]
6) 新古典主義 作品28の3[世界初CD化]
7) 森鳩の歌(《グレの歌》第1部より 第11曲)[世界初CD化]
8) 鉄の旅団[世界初録音]
9) クリスマスの音楽[世界初CD化][世界初録音]
[演奏/録音]
[演奏]Sebastian Bell(フルート&ピッコロ [1-4, 7])、ジャネット・クラックストン(オーボエ [1-4, 7])、アントニー・ペイ(バス・クラリネット&クラリネット [1-5, 7])、ロバート・ヒル(クラリネット [7])、ロジャー・ファロウズ(バス・クラリネット [7])、ロジャー・バーンスティングル(ファゴット [1-4, ]7)、Nicholas Reader(コントラファゴット [7])、アラン・シヴィル(ホルン [1-4])、ノーナ・リデル [5, 7-9]、ジョーン・アサートン [7-9](ヴァイオリン)、ジェニファー・ウォード・クラーク(チェロ [5-9])、Hugo D’Alton(マンドリン [5])、Donald McVay(ヴィオラ [6-8])、ジョン・コンスタブル [6, 8, 9]、ロジャー・ヴィニョールズ [7](ピアノ)、アンナ・レイノルズ(メッゾ・ソプラノ [7])、ロビン・ミラー(コーラングレ [7])、バリー・タックウェル [7]、アンソニー・シデル [7](ホルン)、ロビン・マクギー(コントラバス [7])、ハロルド・レスター [7]、デイヴィッド・アサートン [9](ハーモニウム)、ロンドン・シンフォニエッタ合唱団(5, 6)[録音]1973年11月(1-6)、1973年12月&1974年5月(7)、1973年11月&12月(8)、1973年12月(9)、ロンドン
[CD 8]
シェーンベルク:
1-4) 組曲 作品29
5) ナポレオンへの頌歌 作品41
6) ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 作品47[世界初CD化]
[演奏/録音]
[演奏]アントニー・ペイ [1-4]、ジェルヴァーズ・ド・ペイエ [1-4](クラリネット)、ロジャー・ファロウズ(バス・クラリネット [1-4])、ノーナ・リデル、ジョーン・アサートン [5](ヴァイオリン)、Donald McVay(ヴィオラ [1-5])、ジェニファー・ウォード・クラーク(チェロ [1-5])、ジョン・コンスタブル(ピアノ)、Gerald English(語り手 [5])[録音]1973年12月(1-4, 6)、11月(5)、ロンドン
[CD 9]
ストラヴィンスキー:
1-16) バレエ《アゴン》[世界初CD化]
ベルク:
17-19) 室内協奏曲
[演奏/録音]
[演奏]ポール・クロスリー(ピアノ [17-19])、ジェルジ・パウク(ヴァイオリン [17-19])、ロンドン・シンフォニエッタ[録音]1980年5月、ロンドン
[CD 10]
ロベルト・ジェラール:
1) リブラ[初CD化]
2) ジェミニ[初CD化]
3) レオ[初CD化]
[演奏/録音]
[演奏]Sebastian Bell(フルート&ピッコロ [1, 3])、アントニー・ペイ(クラリネット [1, 3])、ノーナ・リデル(ヴァイオリン)、ジョン・ウィリアムス(ギター [1])、ジェイムズ・ホランド [1, 3]、デイヴィッド・ジョンソン [3](打楽器)、ジョン・コンスタブル(ピアノ&チェレスタ)、アラン・シヴィル(ホルン [3])、ハワード・スネル(トランペット [3])、デニス・ウィック(トロンボーン [3])、ジェニファー・ウォード・クラーク(チェロ [3])、ロンドン・シンフォニエッタ[録音]1973年10月(1)、12月(2)、11月(3)、ピーターシャム
[CD 11]
ヴァイル:
1-8) 小さな三文音楽
9-17) マホガニー市の興亡
18-20) ヴァイオリンと管楽のための協奏曲 作品12
[演奏/録音]
[演奏]フィリップ・ラングリッジ [9-17]、イアン・パートリッジ [9-17](テノール)、ベンジャミン・ラクソン(バリトン [9-17])、マイケル・リッポン(バス [9-17])、メリエル・ディキンソン [9-17]、メアリー・トーマス [9-17](メッゾ・ソプラノ)、ノーナ・リデル(ヴァイオリン [18-20])、ロンドン・シンフォニエッタ[録音]1975年9月、ロンドン
[CD 12]
ヴァイル:
1-14) ハッピーエンド
15-20) ベルリン・レクイエム
21) プロタゴニスト 作品14
22) 森の中の死について 作品23
[演奏/録音]
[演奏]メアリー・トーマス [1-14, 21]、メリエル・ディキンソン [1-14](メッゾ・ソプラノ)、フィリップ・ラングリッジ [1-20]、イアン・パートリッジ [1-14, 21](テノール)、ベンジャミン・ラクソン(バリトン [1-21])、マイケル・リッポン(バス [15-22])、ロンドン・シンフォニエッタ[録音]1975年9月、ロンドン
[CD 13]
リゲティ:
1) メロディーエン
2-3) フルートとオーボエのための二重協奏曲
4-7) 13人の奏者のための室内協奏曲
[演奏/録音]
[演奏]オーレル・ニコレ(フルート [2-3])、ハインツ・ホリガー(オーボエ [2-3])、ロンドン・シンフォニエッタ[録音]1975年10月(1, 4-7)、6月(2-3)、ロンドン