商品紹介
素朴な魅力に溢れた名盤
アンドール・フォルデス(1913-1992)はハンガリー出身のピアニスト。叔父はブダペスト弦楽四重奏団の初代ヴィオラ奏者、叔母は歌手、母はピアニストという家庭に生まれ、最初は母から音楽の手ほどきを受けました。8歳でデビューし、フランツ・リスト音楽院ではエルンスト(エルネー)・ドホナーニに師事、バルトークやヴェイネルからも教えを受けています。1950年代の終わりに、彼はドイツ・グラモフォンレーベルにベートーヴェンのピアノ・ソナタの半数を録音、そしてやはりレーベルの指揮者として活躍していたフェルディナンド・ライトナーとともに、この2曲の協奏曲を録音しています。ライトナーはこの直後にヴィルヘルム・ケンプとベートーヴェンの協奏曲全曲を録音しており、こちらも名演としてよく知られていますが、このフォルデスとの演奏はケンプとは違った素朴な魅力に溢れています。第5番の演奏はリリース直後にGramophone誌で絶賛されています。
曲目
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15
1
第1楽章: Allegro con brio
2
第2楽章: Largo
3
第3楽章: Rondo (Allegro scherzando)
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 作品73 《皇帝》
4
第1楽章: Allegro
5
第2楽章: Adagio un poco mosso
6
第3楽章: Rondo (Allegro)