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ベイヌムによるフランス作品の理想的な演奏
ファン・ベイヌムはモーツァルトからマーラーにいたるオーストリア=ドイツの作曲家の演奏で特に知られるオランダの指揮者ですが、オーケストラの幅広い音色を操る達人で、フランス作品の理想的な演奏も実現しています。彼はウィレム・メンゲルベルクの優れた後継者で、1945年からその14年後に早すぎる死を迎えるまでの間ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の音楽監督を務めました。
交響詩《プシュケ》は、初めブルックナーの第7交響曲とともに発売されましたが、ここでは1943年にゲザ・アンダのソロで録音されドイツ・グラモフォンから発売されたフランクの人気曲、ピアノのための協奏作品《交響的変奏曲》とカップリングされています。
《スペイン狂詩曲》は、アムステルダムのコンセルトヘボウで戦後初めてデッカに行われた録音の一つで、今でもファン・ベイヌムの優秀録音として注目を集めているものです。この《スペイン狂詩曲》録音の12年後に録音されたのがラヴェルによる管弦楽作品《ボレロ》と《ラ・ヴァルス》で、10インチLPでPHILIPSから初めて発売されました。今回最新デジタル・マスリングにより、驚くほど生き生きとした演奏で聴くことができます。
曲目
[C D]
フランク:交響詩《プシュケ》
1
1. Le sommeil de Psyché
2
2. Psyché enlevée par les zéphyrs
3
3. Les jardins d'Eros
4
5. Psyché et Eros
フランク:
5
交響的変奏曲
ラヴェル:スペイン狂詩曲 M.54[DECCA世界初CD化]
6
1. Prélude à la nuit
7
2. Malagueña
8
3. Habanera
9
4. Feria
ラヴェル:[DECCA世界初CD化]
10
ボレロ
11
ラ・ヴァルス