商品紹介
ジョージ・マルコム生誕100年記念
指揮者、作曲家、英国を代表する鍵盤奏者として一世を風靡したジョージ・マルコム。2017年は彼の生誕100周年にあたります。このシリーズは、奏者としてだけでなく、チェンバロの可能性をとことん追求した彼の姿に迫ります。バッハの最後の作品である「フーガの技法」は、未完成のまま残され、多くの学者と演奏家たちが様々な可能性を探っています。最初の12曲はチェンバロ独奏を想定して作曲されたようですが、実際には楽器指定がされておらず、1930年代から50年代にチェンバロの作品としてとりあえず認定されました。しかし、1964年に録音されたこのマルコムの演奏は、アンサンブルの作品として捉えられており、当時の潮流に逆らいながらも、曲自体の可能性を探る興味深いものです。チェンバロ協奏曲はミュンヒンガーとの共演によるもので、端正な演奏を楽しむことができます。
曲目
[CD 1-2]
J.S.バッハ:
1
チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV.1052
2
チェンバロ協奏曲 第2番 ホ長調 BWV.1053
3
フーガの技法 BWV.1080(レナード・アイザックス編曲版) [初CD化]