商品紹介
アコーディオンによる音楽表現の極限を求めて
ノルウェーのアコーディオン奏者フローデ・ハルトリが演奏するデンマークの2人の作曲家による作品集です。アコーディオン・ソロの曲と、室内オーケストラ、弦楽四重奏を伴う曲がバランス良く配置されたこのアルバムは、まるで空気の中に溶け込んでいくような静けさと優しさに満ちています。エブラハムセンの「air」は単純なフレーズが積み重なり、複雑な様相を見せています。アルディッティ四重奏団との「夜想曲」はまさに夜の音楽。セアンセンの「It is Pain Flowing Down Slowly on a White Wall =白い壁の上をゆっくり流れおちる痛み」は、アコーディオンのニュアンスやダイナミクスのコントロールの極限を探る作品でもあり、ハルトリでなければ演奏し得ない曲といえましょう。シグリットの子守歌も「時間の水の中に浸透していくような」聴き手の感性を刺激する作品です。
曲目
1
ベント・セアンセン:It is Pain Flowing Down Slowly on a White Wall (アコーディオンと弦楽合奏のための)
2
ハンス・エブラハムセン:Air (独奏アコーディオンのための)
3
ハンス・エブラハムセン:3つの小夜想曲(弦楽四重奏とアコーディオンのための)
4
ベント・セアンセン:Sigrids Wiegenlied (独奏アコーディオン版)