商品紹介
ツェートマイアーの弾きぶりによるシューマン!
シューマンの晩年の名作である「ヴァイオリン協奏曲」。最近注目を集めるようになり、演奏される機会も増えていますが、1853年に書かれたこの作品は事情があってシューマンの死後80年間もの長きに渡って忘れ去られていました。当時の大ヴァイオリニスト、ヨーゼフ・ヨアヒムの要請で書かれた作品ですが、ヨアヒムはこの曲を演奏することはなく、クララ・シューマンも「この曲は決して演奏してはならない」と言っていたとか。理由は不明ですが、確かにこの曲には、この世を離れつつある魂の逡巡が感じられ、演奏を躊躇わせる何かがあるのかも知れません。ツェートマイアーは、この曲に「交響曲第1番」と「ヴァイオリンのための幻想曲」を組み合わせることで、晩年のシューマン作品の複雑さと幽玄さを見事に描き出しています。
曲目
1
シューマン:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 WoO 23
2
シューマン:交響曲 第1番 変ロ長調 Op.38 「春」
3
シューマン:幻想曲 ハ長調 Op.131