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★ピアニスト/作曲家イーサン・アイヴァーソンが、ブルーノート・デビュー!
■先行配信されているM-4「For Ellen Raskin」は、ニューベリー賞を受賞した「ウェスティング・ゲーム」(邦題;「アンクル・サムの遺産」)の作者に捧げられたもので、この作品はアイヴァーソンの文学人生の原型となった1978年の子供向けミステリー小説とのこと。犯罪小説やミステリー文学はアイヴァーソンにとって音楽に次ぐ情熱であり、ラスキンの文章は彼がこのジャンルに最初に触れたものの一つだという。
■2017年末にThe Bad Plusを去って以来、アイヴァーソンは象徴的なドラマーであるビリー・ハートとアルバート・“トゥーティ”・ヒースとのコラボレーション、トランペッターのトム・ハレルとサックス奏者のマーク・ターナーとのレコーディング、オーケストラやビッグバンド、マーク・モリス・ダンス・グループへの作曲など多様なプロジェクトに着手していたことに加え、高い評価を得ている長期ブログ「Do the Math」や「The New Yorker」、「The Nation」などの出版物への寄稿により、アイヴァーソンは様々な視点から自身のインスピレーションを探求している。
■本作は、The Bad Plusが17年間かけて作り上げたサウンドと共通するスタイルを持っているが、より成熟した作曲家が率いる全く異なるトリオを披露していることに疑いの余地はない。ディジョネットとグレナディアが、パンデミックによってライヴやツアーが中断されたため、珍しくスケジュールが空いていたことを利用して、アイヴァーソンは、需要の高い2人のミュージシャンとのスタジオ・デートをアレンジする機会を得、各プレイヤーの声と才能を見事に理解し、このような素晴らしいコンビネーションを実現した。
■「ラリーとジャックのスイングを聴くのは最高だよ」とアイヴァーソンは絶賛する。「この2人がいれば、たくさんの素材は必要ありません。基本的なスケッチ以上のシンプルなものを持ち込めば、それを引き継いで素晴らしい音にしてくれる。それは、50年代、60年代のブルーノートの名盤に通じるもので、印象的な曲でありながら、1ページにはあまり多くの音符が書かれていないのです』とコメント。
曲目
[C D]
1
The More It Changes
2
The Eternal Verities
3
She Won't Forget Me
4
For Ellen Raskin
5
Blue
6
Goodness Knows
7
Had I But Known
8
Merely Improbable
9
Praise Will Travel
10
At The Bells And Motley