商品紹介
ヴィクトリア朝時代のオルガンで演奏したその時代の作品
イギリスのオルガン製作は、複雑に入り組んだ歴史の中で急激な発展と衰退が繰り返されました。ヨーロッパ大陸のオルガンに似通っていた時代もあば、ヨーロッパのどこにも見られない独自の様式をもっていた時代もありました。1851年英国での万国博覧会で、パイプオルガンは華々しい注目を集めた、といわれています。ドイツから出品されたオルガンは、それまでのイギリスにはなかったサウンドでイギリス人につ強烈な衝撃を与えます。以降イギリスでは新しいオルガンが製作されるようになり、ヴィクトリア朝(1860-1900)には世界有数のオルガン建造国となりました。この録音で演奏されているオルガンの製作者であったヘンリー・ウィリスは、この時代の最高のイギリスのオルガン製作者であり、そのオルガンのために英国の作曲家、オルガニストたちは、その素晴らしい音色を生かした作品を作曲したのでした。 この時代に生まれた作品を、ヘンリー・ウィリス製オルガンで演奏したアルバムです。
曲目
アルフレッド・ホリンズ(1865-1942):
1
演奏会用序曲ハ短調
ジョージ・タルベン=バル(1896-1987):
2
エレジー
チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード(1852-1924):
3
幻想曲とトッカータOp.57
パーシー・ウィットロック(1903-1946):
4
ディヴェルティメント ロ短調
ウィリアム・トーマス・ベスト(1826-1897):
5
スケルツォ イ短調
エドウィン・ヘンリー・ルメア(1865-1934):
6
ロンド・カプリッチョOp.64