このアルバムを聴けば30代の織田が分かる！！
待望のニューアルバム 「シークレット ランデブー」 織田裕二自身が今、一番聞きたい音がここに。
30代を迎えた大人の男、織田裕二の魅力を余す所なく伝える会心のアルバムが発売！
プロデュースに音楽・映画・美術等幅広いジャンルで活躍中の立川直樹を迎え、サウンドワークには世界的なSAXプレーヤー、そしてプロデューサーとしても活躍中の住友紀人（EWI、SAX）を起用。織田のアイディアを軸に、本人も全面的に参加して 作り上げた自信作。織田ファンはもちろん、良質の大人のポップスとして、この夏すべての男女に聴いて欲しい一枚です。新曲5曲、セルフカバー5曲の計11曲収録。
◆03．SECRET RENDEZ-VOUS　（映画 「WHITEOUT」 テーマソング）
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「仕事を終えて、何もかも解放して帰る車の中で、僕自身が聴きたくなるような曲。そんな曲たちをアルバム 「SECRET　RENDEZ－VOUS」 に収めてみました。セルフカバー曲も含めて、良い歌は時代を問わずに良いという確信を持ちました。皆さんもぜひ、聴き比べてみて下さい」
織田 裕二
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俳優と歌手という2つの職業を両立させている人は意外と多い。古いところでは、フランク・シナトラがそうだったし、ロック畑ではデヴィッド・ボウイもそうだ。スティングになると、両立というか、ミュージシャンが映画の仕事もおもしろがってしているという感じだが、ともあれ世界的に見て、この越境は今や完全に日常化していると言えるだろう。
でも、本当に “両立” という言葉がぴったりするくらいにどちらのジャンルについても完璧にこなしている人となると、これはそう多くない。音楽の世界から映画やテレビの世界に出かけていって戻ってこれなくなった人は沢山いる。だから、なおのこと織田裕二の存在が輝いて見えるのだろう。社会現象ともいわれたくらいの大ヒットになった 「踊る大捜査線」 と 「LOVE SOMEBODY」 は本当に見事な映画と音楽のコラボレーションになっていたが、今回始めて一緒に仕事をしてみて、彼の中では演技することと歌うことが言葉では表現できないくらいにうまくひとつになっていることがよくわかった。
それが独特の表現の深さにつながっていることは、最新作の 「SECRET－RENDEZ－VOUS」 を聴いてもらえば、理屈抜きでわかるはずだ。そして、その豊かな表現力に拍車をかけている声自体の魅力。オープニングを飾る 「DREAM LOVER」 はサンフランシスコにあるターパン・スタジオでヴォーカル・ダビングをしていた時もアメリカ人のエンジニアが思わず小さくハミングしてしまったくらいに自然に人の心をつかんでしまうマジックのある曲だが、 「スワン」 や 「MOON」 などの旧作のセルフ・カバーも含めて、ラストをしめくくる 「For You」 まで全く新しい織田裕二の音楽を楽しむことができる。
もし、それを言葉で伝えるとしたら “GOOD　MUSIC” 。東京～サンフランシスコ～東京と音と言葉が旅をしていった今回のレコーディングではミュージシャンからエンジニアまで全員の思いがパズルのようにひとつになっていくのがまるでマジックのようだったが、単に流行りの歌を作るのではなく、更に”自分の歌”を歌おうという織田裕二のクリエイティブな意志が吸引力になっていたのである。
どの曲からも自然に映像が換起されるのも織田裕二その人のキャラクターに他ならない。心ゆくまで織田裕二との”シークレット・ランデブー”を楽しんで欲しいと願っている。
立川直樹 (プロデューサー)