『OCTPATH LIVE 2024 -UP TO THE SKY-』オフィシャルレポート
圧倒的なパフォーマンスと愛らしいキャラクターで前進し続ける8人組ボーイズグループOCTPATHが、大阪と東京にて『OCTPATH LIVE 2024 -UP TO THE SKY-』を開催。7月21日に東京LINE CUBE SHIBUYAにて、ファイナル公演を成功させた。
開演と共に割れんばかりのTHme(ファンネーム)の歓声があがったことを合図に、この日のライブがスタート。1曲目の『WAKE UP』がスタートすると、彼らはこのライブへの気持ちがあふれ出すかのように勢いよくパフォーマンスをし始め、会場の空気を変えていく。覇気に満ちたダンスでありながら、指先までキレイに上品に魅せ、揃えるパフォーマンスはさすが。口元に指を揃える太田の顔がビジョンに映し出されると叫びに似た歓声が上がった『Lip Service』では、メンバー全員がセンターを張るフォーメーションでそれぞれの個性をしっかりとクールに魅せていく。
かと思えば、THmeの掛け声とともに完成する『Showtime』では全員が最高の笑顔を見せハッピーな空間を作り上げるのだ。同じ会場、配信を見ている人達、彼らの音楽を聴いている人達すべてを笑顔にするような力を持つ彼らの人間性とパフォーマンスがリンクし、自然と笑顔を引き出す力を持つ『Like』『Sweet』ではかわいらしい振り付けで会場が一体に。さらに切なく、儚さを持ち合わせる『Daydream』では、西島と高橋がぎゅっと肩を組んだり、小堀が海帆にハートを渡したりとステージから愛を届けるハートウォーミングな空間に。『our Good Time』では、おなじみの太田の指揮から始まりとってもキュートな演出に頬が緩む。
西島の低音が響きわたるスタートが印象的な新曲の『Break out』も披露したあと、ピンスポットに小堀が登場。アカペラでラップを披露すると、海帆がラップを引き継ぎ、その声にあわせ太田と栗田がダンス。さらに西島にバトンが渡ると高橋、四谷、古瀬が西島のラップに合わせエモーショナルなダンスを見せていく。音楽を鳴らさずとも、身体ひとつで魅せていくパフォーマンスでは、彼らの持つ才能を最大限に引き出し、さらなる可能性も感じさせてくれる。高度でテクニカルなことにも毎回ひるむことなく挑戦するからこそ、見るたびに成長していくのだろう。
『Mind Blaster』では、小堀、西島、海帆の色の違うラップ、そして繊細でいてパワフルなダンスで魅了し、しなやかさと美しさで魅せるバラード『雨』、古瀬が初めてピアノの弾き語りを披露した、彼らの絆を歌う『Our PATH』では、メンバーがボーカルを繋いでいく。
後半は古瀬が振り付けをした『Adolescence』に、コール&レスポンスで会場中がひとつになった『Perfect』、太田が「僕たちが上に行くための証明に欠かせない曲」として紹介した『IT’S A BOP』で、歌詞にある“未知の世界切り開いていく”という言葉通り、存在証明、決意表明をしっかりと魅せていく。最後に高橋がしっかりと指を差し終わる姿はとても力強い。彼らの圧倒的なパフォーマンスを魅せた本編ラストの『OCTAVE』でさらに会場の温度を上げると、アンコールでは全員が客席に降り、1階から3階、すべての通路を練り歩くスペシャルなファンサービスにTHmeは大興奮!
最後のメッセージでは、小堀が「あらためてアイドルという職業を選んでよかったなって素直に思いました。生まれ変わってももう一回アイドルをやりたいと思うくらい最高でした!」と笑顔で叫び、高橋は「このメンバーとTHmeの前でパフォーマンスができることが本当に幸せで、これからも幸せを届けられるように成長していくので応援よろしくお願いします!」と話し、海帆は「もう人生に後悔はありません!」と叫ぶとメンバーに「早いって!」とツッコまれるシーンも。太田は感極まった声で感謝を述べると、最後は力強く「ついて来いよ!」と叫び、栗田は「激重発言しちゃうんですけど」と前置きをし、「THmeの人生をください! 自分のをTHmeにあげたいって思ったし、THmeの人生を預かりたいと思っていて!」とプロポーズのような発言をして会場を沸かせた。西島は「この瞬間を忘れたくない」と話した後「美味しいご飯食べてね」と話して笑いを誘うと、四谷は「まだまだOCTPATH、隠し持っています!」とさらなる伸びしろを感じさせた。古瀬はメンバーに対し「何があっても同志であり仲間なんだなって感じることができました。THmeと夢を叶えていきたいと思います!」と強く放つと大きな歓声が上がり、その後披露された『FUN』では、彼らの気持ちを受け止めたかのように大声でコールが上がり、二度とないこの瞬間を一緒に愛おしむOCTPATHとTHmeがさらに強固な絆で繋がったことを証明するような瞬間を見せた。
この日のWアンコールでは、彼らが夢のひとつとして挙げていたアリーナ公演が決定したことを報告。12月24日に横浜BUNTAIで開催されることを発表すると、古瀬はこらえきれず涙を流し、会場中はこの日一番の歓声があがり、彼らが大きくなっていく姿を全員で見守っていることを感じることができた。
一歩ずつ、確実に、自分たちのペースで前に進んでいくOCTPATH。たまに訪れる壁も、思い切り楽しいことも決して隠すことなく、すべて彼ららしい言葉や歌で届けてくれるからこそ、THmeたちはさらに彼らを応援したくなるのだろう。今回のライブで、またひとつ夢を叶える瞬間を見せてくれた彼らは、これから先も、止まることなく大きくなっていくに、違いない。
文/吉田可奈
撮影/冨田 味我, 小嶋 雅人
<7/21(日) LINE CUBE SHIBUYA (※夜公演) Setlist>
M1. WAKE UP
M2. Lip Service
M3. Showtime
M4. Like
M5. Sweet
M6. Daydream
M7. our Good Time
M8. Break out(新曲)
M9. Mind Blaster
M10. 雨
M11. Our PATH
M12. Adolescence(新曲)
M13. Perfect
M14. IT’S A BOP
M15. OCTAVE
EN1. Come Alive
EN2. Highway
EN3. Diary
EN4. FUN(新曲)
EN5. Best Shot
▼セットリストプレイリスト
https://youtube.com/playlist?list=PLHXzHO-7Kb3OeVM1INiDd7-DFMe7-z6YH&si=JUR6sQe0Wewt1mKO