BIOGRAPHY

NORTHER / ノーサー


Bioペトリ “ピート” リンドロス (ギター&ヴォーカル)
クリスチャン”クライド”ランタ(ギター&ヴォーカル)
トニー・ハリオ(ドラムス)
ユッカ “ユッキス” コスキネン(ベース)
トゥオマス・プランマン(キーボード)

ノーサーの原点は、1996年にトニー・ハリオとペトリ・リンドロスが仲間二人と始めたRequiemというバンドにさかのぼる。しかしその後トリオにな り、リハーサル・ルームも使えなくなり、自宅やハリオの祖母にある家の屋根裏部屋や地下室、ユース・センターと、使える場所は手当たり次第に使って練習を 始めた。1997年、友人であるチルドレン・オブ・ボドムのアレクサンダー・クオファラの口利きでやっとリハーサル場所を確保した彼らはがぜんやる気に なって、さっそくメンバー探しを始めるが、なかなか出逢いに恵まれない。そのうち、やっと見つけたリハーサル・ルームが取り壊されることを知り、しかも、 メンバーが抜けハリオとリンドロスの二人になってしまった。がっかりしながらも新たなリハーサル・ルームとメンバー探しが同時に始まり、それがやがてノー サーの結成へと繋がっていく。オーディションには様々な候補がやってきたが、なかなかバンドに合う人は現れず、やっとギター・プレイヤーがクリスチャン・ ランタに決まったのは2000年に入ってからのことだった。直ちにリハーサルを始めた彼らに、やっと希望の光が見えだした。クリスチャンの紹介で、セバス チャンとヨアキム・エクロス兄弟が加入。バンド名をノーサーに変え、デモ作りを開始。そしてこのデモがきっかけでスパインファーム・レーベルと契約。すべ ては順調かに思えた。ところが、しばらくしてエクロス兄弟が脱退。再びトリオに戻ってしまった。しかし、今回はすぐに後釜も決定。ユッカ・コスキネンと トゥオマス・プランマンがやってきて、ついにノーサーのラインアップは固まった。すぐにアルバム『Dreams Of Endless War』の制作に取りかかり、やっと軌道に乗ったノーサーの人気はアルバムの発表と共にうなぎ登り。常にチルボドと比較されるという運命を背負いながら も、メディアやファンは彼らを好意的に受け入れ、ライヴ活動もヘルシンキ近郊を中心に徐々に活発化していった。その間曲作りも着実に進め、デビュー・アル バムがリリースされる頃には、次のアルバム一枚分以上の楽曲がすでに用意されていた。敏腕プロデューサー、アンシ・キッポとアスティア・スタジオにこもっ た彼らは『Mirror Of Madness』をレコーディング。その後『Dream Of Endless War』を2002年にリリース。その年にはヨーロッパ中をサーキット、そして今作『Death Unlimited』をレコーディングし始め2004年に遂に日本でのリリースをチルドレン・オブ・ボドムと同じくユニバーサルに移籍。古き良きサウンド を、デス/ブラックのモダンなアプローチと融合させたこの『Death Unlimited』は、今までリリースしてきたどのアルバムよりブルータル、そしてヘヴィネス。あまりの激しさに圧倒され、気がつけば、リスナーは我を 忘れてヘッドバンギングしているであろう。キャッチーだけどブルータル。そのサウンドにハマるのは時間の問題だ。その後も彼らは精力的にヨーロッパ・ツ アーを行うもバンドの要であるペトリがエンシフェルムにも参加。一時はバンドの存続も危うくなったがペトリ自身、活動の中心をノーサーに重きを置き ニュー・アルバム『Till Death Unites Us』が完成することになった。『Death Unlimited』よりブルータル、メロディアス、スピーディー、全てにおいて前作を上回る出来栄えになっている。