「世界デビューCD発売記念 トーク&上映会」を銀座山野楽器で開催。クラシックチャート1位を獲得
11月21日、新垣隆が銀座山野楽器本店のイベントスペースJamSpotに登場、トーク&上映会を行った。11月16日にアルバム『交響曲《連祷(れんとう)》-Litany-』が発売され、さらにクラシックの世界的名門レーベル、デッカより世界配信されたことを記念してのイベント。山野楽器でCDを購入した100名が招待された。
ステージに登場した新垣は、「新垣 隆 世界デビュー」のくす玉を割り、会場を満員に埋めたファンに笑顔を見せた。さらに「交響曲《連祷(れんとう)》-Litany-」の一部を自らのピアノ演奏で披露し、大きな拍手を浴びた。
交響曲の作曲については、「東広島交響楽団の演奏会のために、というお話をいただいたのがきっかけでした。作品の録音をまとめて、イギリスのデッカが聴いて下さいまして、交響曲を世に出すというお話を頂きました」と感謝した。ユニバーサル クラシックスとして初めて契約した日本人作曲家である。
「この銀座の山野楽器は子供の頃の自分にとっては遊園地のような場所でした。こうやってイベントでステージに立っているのは感慨深いです」と話した。山野楽器のクラシック売上チャート(11/14-20)ではさっそく1位を記録している。
「現代のオーケストラでどんな表現をするべきか、多くの人と共有できる形はあるのかな、という思いでした」との言葉には力を込めた。「ゴーストライターの公表をしてから皆様のご支援によって、また活動を始めることができました。皆様に助けられたという気持ちが強いです。大きなオーケストラの大きな作品を皆様に聴いて頂くことが、支えてくださった皆様に応えることだと思っていたので、心よりうれしく、皆様に感謝しております」と語った。