ル・ポールのドラァグレースシリーズにてネッタのヒット曲がリップシンク楽曲に採用 - ユーロビジョン発の楽曲がドラァグレースシリーズで使用されたのは世界初
大人気リアリティ番組シリーズ「ル・ポールのドラァグレース」でポップ音楽界のトレイルブレイザー(先駆者)であるネッタのヒット曲「Toy」がリップシンクバトル(口パクバトル)ソングとして使用された。日本でもアメリカ版がネットフリックスで配信がされていて人気の高い「ル・ポールのドラァグレース」。今やアメリカのみならずタイやスペイン、カナダ、イギリス、オーストラリア等でもそれぞれの国のバージョンのドラァグレースが放送されている、世界規模のリアリティ番組だ。最近では、毎年アメリカのテレビ業界で功績を残した作品が表彰され、アカデミー賞と並ぶ米国エンターテイメント界最高峰の栄誉と称されるエミー賞を連続受賞するなど、その勢いは収まることを知らない。
現在はそのスピンオフシリーズ、「ル・ポールのドラァグレース UK vs The World(イギリスVS世界)」が絶賛放送中だ。過去に世界各国のドラァグレースに出場経験のあるドラァグ・クイーンたちが9名集められ、「世界の女王」の称号に輝くため、毎週様々な課題に取り組み、勝ち抜いていく、いわばドラァグレースのワールド・オールスター大会だ。
「ル・ポールのドラァグレース UK vs The World」では毎週、その週一番よいパフォーマンスをしたトップ女王が2人選ばれ、その二人が「リップシンク・フォー・ザ・ワールド(世界のために口パクバトルを)」を行いう。バトルに勝利したものがその週のチャレンジの勝者となり、その週パフォーマンスがよくなかったクイーンたちの中から一人選び、Sashay Away(脱落)させることができる。リップシンクをする楽曲は、過去にはレディー・ガガやビヨンセ、アリアナ・グランデなどの世界的有名な歌手の楽曲が使われていたことも少なくない。
今回のエピソードでトップ2の女王に選ばれたのはモー・ハート(US版シーズン10で初登場、オールスターズシリーズシーズン4にも出演)とジュジュビー(US版シーズン2で初登場、オールスターズリーズシーズン1、5に出演)のアメリカ代表2人だ。
ジュジュビーはリップシンクが始まる前に「チキンのようにステージを元気に動き回るわ」とコメントをする。これはネッタの 「Toy」 の途中に鶏の鳴き声を真似たような歌詞があるからだ、という風に視聴者は後々気づくことになる。
今回のリップシンクバトルの勝者はジュジュビーだった。ジュジュビーに指名されたジェイニー・ジャッケー(オランダ代表)は脱落してしまった。
ネッタ自身、過去の自身の楽曲で「ル・ポールのドラァグレース」を歌詞に取り入れるなど、このテレビ番組のファンのようで、自身のインスタグラムのストーリーで喜びを表していた。
「Toy」はネッタが2018年のユーロビジョン・ソング・コンテストにおいて優勝した際パフォーマンスした楽曲。今回でユーロビジョン発の楽曲がドラァグレースシリーズで使用されたのは世界初となった。
ネッタの「Toy」を聴いたことがなかったドラァグレースの視聴者も、SNS上で「最高にクールな楽曲だ」「彼女の音楽のファンになりそう!」と楽曲を強く評価する声が多く見られた。
今後、ネッタの他の曲もリップシンクソングとして使われることに期待したい。
【和訳】NETTA - CEO / ネッタ - CEO【イスラエル発、ポップ音楽界のトレイルブレイザー(先駆者)】(公式)