BIOGRAPHY
南アフリカ出身のナスティー・C(本名Nsikayesizwe David Junior Ngcobo)はヨハネスブルグ南西の街、ディエプクルーフで1997年2月11日に生まれる。幼くして母を交通事故で亡くした彼は、9歳の時に兄の影響でラップ・ミュージックを聴き始め、次第に傾倒していく。2012年、15歳にして初のミックステープ『One Kid, A thousand Coffins』を発表。その後、活動を本格化させた彼は、2014年にEP『L.A.M.E (Levitating Above My Enemies)』、2015年にミックステープ『Price City』をリリース。『Price City』からシングル「Juice Back」がスマッシュヒットし、後に人気アーティストDavidoをゲストに迎えたリミックスも制作された。同年のSaouth Africa Hip Hop Awardsで、見事Best Freshman(最優秀新人賞)を受賞した彼は、2016年2月に1stフルアルバム『Bad Hair』をリリース。南アフリカのランキングでは軒並み1位となり、同国で“リリースから24時間で最もストリーミング再生されたアルバム”の記録を塗り替えた。この頃からアメリカやヨーロッパを始めワールドワイドに活動の場を広げ、USヒップホップ・シーンの大御所、フレンチ・モンタナと共演したシングル「Allow」などを追加した『Bad Hair』のデラックス・ヴァージョン『Bad Hair Extensions』を同年12月にリリース。南アフリカの音楽アワード=16th Metro FM Music AwardでSong Of The Year他4部門を受賞した。グローバルに認知されるようになった彼は、アメリカのヒップホップ・シーンで多大な影響力を誇る音楽アワード、BET AWARD 2017でBest International Act:Africa(最優秀国際アーティスト:アフリカ部門)にノミネート。さらに同年、2017 MTV EMAs (= 2017 MTV Europa Music Awards) にもノミネートされ大きな注目を集めた。2018年に入るとシングル「Jungle」とアメリカの人気ラッパー、エイサップ・ファーグと共演したシングル「King」を同時に発表。続く6月にはアルバム『Strings and Bling』をリリースした。2019年4月に初来日した彼は、日本のHip Hopの聖地=渋谷Harlemの名物イベント“Monster”にゲスト出演を果たす。この来日時に日本人アーティストと楽曲制作を行い、その中の1曲である「JP THE WAVY - CHOTANOSHI feat. Nasty C」のMV撮影の為、7月に再来日。10月末にデジタル・リリースされた同楽曲は音楽ストリーミング・サービス大手Spotifyの人気プレイリスト「New Music Friday Japan」で1曲目に大抜擢され話題となった。日本のアーティストたちと制作した楽曲を集めたEP『ZULU MAN IN JAPAN』を近日リリース予定。