移籍第1弾アルバム『バッハ:フランス組曲』は10月26日発売!
ドイツ・グラモフォンは現代を代表する巨匠ピアニスト、マレイ・ペライアと契約を結んだことを発表した。ペライアは1973年のデビュー以来一貫して録音を行っていたソニー・クラシカル(当時はコロンビア・レコード)を離れ、世界最古のクラシック・レーベル、ドイツ・グラモフォンへ移籍することとなった。
移籍第1弾アルバムは、J.S.バッハの《フランス組曲》全曲。モダン・ピアノによるバッハ演奏のエキスパートと目されているペライアは90年代に手の故障により、数年間演奏活動から離れざるを得ない状況となったが、その時期に彼はバッハ研究に慰みを見出し没頭した。第一線に復帰後は1998年度グラミー賞を受賞した《イギリス組曲》をはじめとするバッハ録音を多数リリースし、その全てが高い評価を得ている。しなやかで繊細な無限に広がるグラデーションを思わせるタッチ、詩的で気品溢れる敬虔なフレージング……。オーセンティックな古楽演奏が幅を利かせている現代で、ペライアが弾くモダン・ピアノならではの表現の多彩さは、作品の本質に見事に迫った説得力を持つものといえる。円熟を迎えた非凡なアーティストが今後どのような作品を新たな録音パートナーである老舗レーベルと発表して行くのか、期待が高まる。
アルバム・タイトル: 『J.S.バッハ:フランス組曲』
アーティスト: マレイ・ペライア
発売日: 2016年10月26日
品番: UCCG-1757/8 SHM-CD2枚組
価格: 3,780円(税込)
収録内容:
ヨハン・セバスティアン・バッハ
フランス組曲
CD1
第1番 ニ短調 BWV812
第2番 ハ短調 BWV813
第3番 ロ短調 BWV814
CD2
第4番 変ホ長調 BWV815
第5番 ト長調 BWV816
第6番 ホ長調 BWV817
マレイ・ペライア(ピアノ)
録音:2013年7月 ベルリン
*デジタル配信はCDに先駆けて10月7日発売