CD

ずーーっと、夏。

村田和人 KAZUHITO MURATA

フォーマットCD
組み枚数1
レーベルNayutawave Records
発売元ユニバーサルミュージック合同会社
発売国日本

商品紹介

永遠の夏は、ずっと僕らの心の中に…。
さあ流れる風に、音楽に、身を任せよう。
色鮮やかに「ムラタの夏」が、今始まる。

書き下ろしの作品としては1995年に発表した『sweet vibration』以来、実に14年ぶりとなるオリジナル・ニュー・アルバム(通算13作目)。村田和人が以前から得意としてきた「夏」をテーマに制作された本作には、かつての村田のアルバムでも多くを手がけた作詞家、安藤芳彦と田口俊が全面参加!1980年代に青春を過ごした世代も、そして今、青春を謳歌する人たちにも……。21世紀を生きる全てのリスナー達に贈る「ムラタ流"永遠の夏物語"」がここにある。



◆『ずーーっと、夏。』リリースによせて◆

 村田和人はここ数年、ライヴを中心に精力的に活動してきました。特にギター1本を抱えての"Only One"と名付けられた弾き語りツアーは、毎月東京(only one live「村田の実験室」@武蔵小山Live Cafe Again)と大阪(「ペーニャでマンスリー only one」@大阪ペーニャ)で定期的に開催されているほか、全国各地でも行われて好評を博しています。さらに従来から続ける村田バンドを引き連れてのライヴや、杉真理、伊豆田洋之、山本英美と共に年に数回行っているアコースティック編成のライヴ・ツアー"ピュアミュージック"、増田俊郎とのジョイント"ますだむらた"、湯川トーベンとの"むらべん"、山本圭右との「ケイスケと二人旅」など様々な形式でのライヴも行っており、数えてみたところ2008年には計57本を、今年に入ってからも6月末までに34本のライヴをこなすなど、55歳を迎えた今、かつてないほどアクティヴな活動を展開しています。

 1995年9月に通算11枚目となるオリジナル・アルバム『sweet vibration』をビクターからリリース後は、吉川みき、山本圭右、小板橋博司と"Jean & Gingers"を結成し『The Greatest Hits』をリリースしたり、あるいは1999年11月に伊豆田洋之、安部恭弘(当時は泰宏名義)、鈴木雄大と共に結成した"A, M, S & I"としてアルバム『奇跡はここにあるのさ』をポリスターからリリースするなどといった動きは散発的にありましたが、彼の活動は音楽の専門学校で講師として後進の指導にあたるなどといったことや、単発的なライヴなどが中心となり、徐々にメジャー・シーンから離れていきました。しかし2008年1月に発売された杉真理のアルバム『魔法の領域』(NAYUTAWAVE RECORDS)のレコーディングに参加、この直後には久し振りとなるソロ・アルバムのレコーディングに着手し、その結果2008年4月に『NOW RECORDING』が完成します。このアルバムに収録されたナンバーは、元々デビューする以前のアマチュア時代に書き溜められていながら今まで発表の機会がなかったものがほとんどで、本人によれば「村田和人としてのソロ活動をもう一度本格的に行いたい、という希望がここ数年で強くなり、そのためにはまず何らかの形で作品をまとめ発表したい、ということで作業をスタートさせた」ということでした。元々はライヴで各地を回るために事前にそのプロモーションをしたいと旧知のイヴェンターに伝えたところ、「折角プロモーションをするのだったら何か新しい作品を作って欲しい」と言われたことが、結果的にこの『NOW RECORDING』の完成に繋がったのでした。デビュー前のいわば音楽的原点に立ち返り、それを今の視点でとらえ、30年前の作品に再び新たな息吹を与えたという辺り…30年前の村田を今の村田がプロデュースするというアイディアは、いかにも彼らしいところです。

 この『NOW RECORDING』は完全自主制作され、2008年4月から彼のライヴ会場と一部のディーラーのみで発売されました。「村田がソロ活動を本格的に再開させたことをファンに知らせたい」それこそがこのアルバムを作った大きな動機でした。しかしその後、このアルバムは不思議な繋がりを生んでいきます。前出の杉真理の『魔法の領域』のプロモーション会議の席上で、関連情報としてこの自主アルバムがリリースされたことを伝えたところ、ユニバーサル / NAYUTAWAVE RECORDSが興味を持ち、それが結果的にボーナス・トラックを追加した『NOW RECORDING+』となって、2008年8月に同社から発売されることになるのでした。杉真理を通じて生まれた絆が、結果的にメジャーから13年ぶりとなる作品を生むことになったのです。もちろん自主制作盤をすぐにメジャーから再リリースするという異例の展開のその裏側には、「村田がソロ活動を本格的に再開させたことをファンに知らせたい」という本人の強い気持ちがあったことは、言うまでもありません。

 実は『NOW RECORDING+』をリリースした段階で、本人の中では次なる構想が出来上がっていました。『NOW RECORDING+』は過去の作品を今に甦らせたものであったのに対して、次作では書き下ろしの新曲で「村田の夏」をもう一度今の感覚で表現した物を、そしてその次には村田のロックを前面に出した作品を、という3部作構想でした。そしてそれを受けて曲作りを始め、完成したのが本作『ずーーっと、夏。』です。

 最初のデモの段階では、実は44曲というとてつもなく多いナンバーが候補曲としてあげられていました。その中から「村田の夏」をキー・ワードに11曲をセレクトし、レコーディングしたのが本作です。そのどれもが彼らしく、古くからのファンには、例えば山下達郎プロデュースによるムーン・レコード時代の名盤『ひとかけらの夏』や、1987年のアルバム『Boy's Life』辺りと共通する色合いを感じ取られた方もいらっしゃることでしょう。今回は村田和人のアイディアで、かつて多くの作品を共に手がけた安藤芳彦と、田口俊に作詞を依頼し、気心が知れた彼らが描き出す世界観は村田和人独特のメロディと一体となって、その結果まさに村田らしい作品となって結実しました。また山本圭右(EG)、千葉純治(Key)といった旧知の村田バンドのメンバーによる的確なサポートぶりも見逃すことは出来ません。

 この『ずーーっと、夏。』は、かつて「一本の音楽」で村田和人を知った世代にも、そして若い音楽ファンにも、世代を超えて楽しんでいただける作品になったと思います。この夏の思い出と共に本作が皆さんの夏を彩る1枚になったなら、こんなに嬉しいことはありません。

2009年6月1日
『ずーーっと、夏。』制作担当 土橋一夫
(Shy Glance, Inc. / Surf's Up Design / Groovin')
発売日
2009-07-15
価 格
¥3,143 (税込)
品 番
UPCH-20161

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