ジャズの帝王”と称されるマイルス・デイヴィス。
幾度となくジャズの歴史に革命をもたらし、
ロックやヒップホップにも影響を及ぼしたトランペット奏者。
その素顔に迫る傑作ドキュメンタリー。

『クールの誕生』(1949-50年)、
『カインド・オブ・ブルー』(1959年)、
『ビッチェズ・ブリュー』(1969年)、
10年おきにジャズの歴史を更新する決定的名盤を生み出した、
天才トランペット奏者マイルス・デイヴィス。

マイルスの人生のテーマは、言うなれば、
常に垣根を取り払い、意のままに生きようとした強い決意。

音楽においても、人生においても、
マイルスは何度も固定観念を破った。
そうやって出来上がった作品が、
世の中で新たなスタンダードになった瞬間、またそれを覆した。

過去を振り返ることなく、明確なヴィジョンとたゆまぬ向上心、
そして新しい挑戦へのハングリー精神を持ち続けたからこそ、
ビバップからクール・ジャズ、ハード・バップ、モード・ジャズ、
フュージョン、ロック、ヒップホップに至るまで、
あらゆる音楽の革新者となりえたのである。

本作は、レアなアーカイヴ映像・音源・写真に加え、
アーティストや家族・友人など、
マイルスと密接に関わった人々との対話を通じて、
トランペットの影に隠された唯一無二の奇才の素顔に迫る
傑作ドキュメンタリー。

 


 
監督:スタンリー・ネルソン
出演:マイルス・デイヴィス、クインシー・ジョーンズ、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ロン・カーター、ジミー・コブ、マーカス・ミラー、マイク・スターン、ジョシュア・レッドマン、カルロス・サンタナ、ジュリエット・グレコ、クライヴ・デイヴィス etc.
 
『Miles Davis: Birth Of The Cool』
2019年/米/115分
日本語字幕:落合寿和
配給:EASTWORLD ENTERTAINMENT 
協力:トリプルアップ


第62回(2019年度) グラミー賞【最優秀音楽映画】部門ノミネート
第37回(2019年) サンダンス映画祭 正式出品
第63回(2019年) ロンドン映画祭 正式出品
第45回(2019年) ドーヴィル映画祭 正式出品
第37回(2019年) ミュンヘン・フィルムフェスト 正式出品
第22回(2019年) フル・フレーム・ドキュメンタリー映画祭 正式出品

    

マイルス・デイヴィス

1926年5月26日、米国イリノイ州オールトン生まれ。
モダン・ジャズの歴史を築いた史上最大の革新者であり、ジャズの帝王と呼ばれたカリスマ。
ジュリアード音楽院で学brび、チャーリー・パーカーのバンドで名を上げる。

独立後に自己のグループを結成。
クール・ジャズ、ハード・バップ、モード・ジャズ、フュージョンなど、ジャズ史を形成したジャズ・スタイルの大半はマイルスが創り上げた。
また、マイルスのバンドからジョン・コルトレーン、ハービー・ハンコック、キース・ジャレットなど有名ミュージシャンを輩出、“マイルス・スクール”と呼ばれた。

『クールの誕生』、『カインド・オブ・ブルー』、『ビッチェズ・ブリュー』など歴史的な傑作が多数ある。
1991年9月28日死去 (享年65)。

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