BIOGRAPHY
MIKE OLDFIELD マイク・オールドフィールド
マイク・オールドフィールドとは?
1953年イギリス生まれ、早くから音楽的才能を発揮、1968年には15歳で姉サリー・オールドフィールドとフォーク・デュオSallyangieを結成、レコード・デビューを果たす。その後セッション・ミュージシャンで活躍しながら、ケヴィン・エアーズ(ex.ソフト・マシーン)のバンド、ザ・ホール・ワールドにベーシスト/ギタリストとして参加、彼の『Shotin
At The
Moon』(1970)『Whatevershebringwesing』(1971)という2つのアルバムに名を連ね(特に後者はブリティッシュ・プログレッシヴ・ロック史上に残る名作!)、一躍天才少年として名を馳せる。ホール・ワールドのメンバーで、当時現代音楽界に新風を送り込んでいたデイヴィッド・ベッドフォード(この頃ジョン・タヴナー等とロンドン・シンフォニエッタを結成)の影響で、ミニマル音楽とトラッドを融合させた新しい音楽を志すようになる。また、ヴァージン・レコードを立ち上げたばかりのリチャード・ブラインソンとも出会い、スタジオ・ワークで様々な仕事をする中で修練されたテクニックを駆使し、2,300回ものダビングを重ねて出来上がった大作『チューブラ・ベルズ』を完成、記念すべきヴァージン・レコードの第1回発売アルバムとしてリリースされた。全50分弱、切れ目なしに演奏される、まるでクラシックのオーケストラ作品のようなインスト作品にもかかわらず、その導入部が映画『エクソシスト』に用いられることもあり、空前の大ヒットを記録。アルバムは全英第1位/全米第3位を記録、現在までに1,200万枚の売り上げを記録しているモンスター・アルバムとなっている。同時にシングルも全米7位の大ヒット。その時彼は弱冠20歳!
その後、英国トラッドとモダン・ミュージックの両方と取り入れたアルバムを定期的にリリース、2005年に至るまで、何と23枚のオリジナル・アルバム(ライヴ、サントラ、ベスト等を除く)。また、この種のアーティストにしては珍しくシングル・ヒットも豊富で、『In
Dulci
Jubilo』(1975年全英4位)『ポーツマス』(1976年全英3位)『ファミリー・マン』(1982年全英45位。後にホール&オーツで大ヒット)『ムーンライト・シャドウ』(1983年全英4位。最近アゼリン・デビソンがカヴァーし、日本のデジカメのCMに使われた)等。1984年にはカンボジア内戦を描いた名作《キリング・フィールド》の音楽を担当、話題となった。
マイク・オールドフィールドの主なアルバム
1973 『チューブラ・ベルズ Tubular Bells』 (全英1位/全米3位)
1974 『ハージェスト・リッジ Hergest Ridge』 (全英1位/全米87位)
1975 『オマドーン Ommadawn』 (全英17位)
1978 『呪文 Incantations』 (全英14位)
1973 『クイーン・エリザベスⅡ世号賛歌 QEII』 (全英27位/全米174位)
1982 『ファイヴ・マイルズ・アウト Five Miles Out』 (全英7位/全米164位)
1983 『クライシス Crisis』 (全英6位)
1984 『ディスカヴァリー Discovery』 (全英15位)
1987 『アイランズ Islands』 (全英29位/全米138位)
1992 『チューブラ・ベルズⅡ Tubular Bells II』 (全英1位)
1997 『ヴォイジャー Voyager』 (全英12位)
1998 『チューブラ・ベルズⅢ Tubular Bells III』 (全英4位)
1999 『ギターズ Guitars』 (全英40位)
2000 『ミレニアム・ベル Mileniam Bell』
2002 『トレス・ルナス Tres Lunas』
2003 『チューブラ・ベルズ 2003 Tubular Bells 2003』 (全英51位)
2005 『LIGHT + SHADE』