BIOGRAPHY

MIDTOWN / ミッドタウン


Midtown _bioメンバー:ゲイブ・サポータ(B, Vo)、ヒース・サラシーノ(G, Vo)、ロブ・ヒット(Dr)、タイラー・ラン(G, Vo) 。23-24歳とまだまだ若い、新進気鋭の4人組。

1998年11月、ニュージャージー州、ルトガーズ・ユニバーシティの3人の生徒によって結成された。”公平であること”と”正直であること”を大事にす る若者はニュージャージーの活況を呈していたパンク・シーンにエモーショナル、そしてハードコアな独自のサウンドで殴りこんだ。活動を開始した直後に ニュージャージーのPinball Recordsに見出され契約。5曲入りのデビューEP、”The Sacrifice Of Life”をリリース。聴く人の感情を揺さぶるこのEPはフェニックス★TX、ニュー・ファウンド・グローリーを擁するDrive Thru Recordsの目に留まった。

そして、翌年Drive Thru Recordsは現在ポップ・パンクを代表するBLINK 182、エモ系の雄ジミー・イート・ワールドを手掛けたマーク・トロンビーノにミッドタウンを託し、フル・レングスのファースト・アルバムを完成させた。 結果、ミッドタウンの素晴らしいソングライティングの能力、タイトで憶えやすいメロディーとマークの得意とするサウンドに奥行きを持たせる手法、ハーモ ニーが一体となった完璧な作品に仕上がった。このミッドタウンの未来を切り開くファースト・アルバムは『セイヴ・ザ・ワールド、ルーズ・ザ・ガール』と名 付けられ2000年2月アメリカでDrive Thru Recordsを通してリリースされた。この傑作がミッドタウンの評価を決定的なものにする。”ミッドタウン”はヤバイと噂され始めたのも調度この頃であ る。

彼等のサウンドはポップ(レット・ゴー)、パンク(アナザー・ボーイ)、エモ(ノー・プレイス・フィールズ・ライク・ホーム)、そしてロック(ジャスト・ ロックンロール)とヴァラエティーに富んでおり、尚且つアルバム自体は統一感を失っていない。神がかりとも言える作品なのだ。

彼等を他のバンドと一線を画す特徴として挙げられるのがヴォーカル。ドラムのロブを除くフロントラインのメンバー全員がリード・ヴォーカルを取れること だ。これはライヴ・パフォーマンスで殊更効力を発揮し、幅広いオーディエンスを魅了する大きな要素となっているのだ。ロックを愛する4人の持ち合わせてい る類まれなる才能はバンドの中、サウンドの中に多彩なのだがミッドタウンであると簡単に認識できるもの、複雑なのだがシンプルであるという具合に相反する ものを上手く混在させるのに成功しているのだ。

そして、このデビュー・アルバムは日本でもライセンス契約によりDolphin EntertainmentのTwo Children Recordsより2000年6月21日にリリースされた。(*既にライセンスが切れ、商品はあまり市場に出回っていない。) 2000年9月11日には、赤坂ブリッツでパンク系のバンドVooDoo Glow Skulls, ALL, Kemuri他ライヴ・パフォーマンスを披露している。その後、やはりアルバムがライセンス契約によりBurning Heartより2000年11月にリリースされたヨーロッパを2001年の初めに7週間掛けてツアー。

2001年4月にアメリカ国内で初めてのヘッドライナーとしてのツアーをH2Oを従え東海岸を回った。夏は2001全米ワープト・ツアーに参加、数週間の”Rock and Roll Summercamp”を体験する。その後、幸運なことにBLINK 182のサマー・アリーナ・ツアーに2週間招かれ、アルバムのセールスもそれに合わせるかのように伸びていった。この段階でDrive Thru/MCAによる次のレコード企画が持ち上がったのだ。その間、ミッドタウンの楽曲が2001年のワープト・ツアーのオフィシャル・サンプラーを含む数多くのコンピレーションに収録されていった。

今までにミッドタウンはゲット・アップ・キッズ、ジミー・イート・ワールド、ニュー・ファウンド・グローリー、リール・ビッグ・フィッシュ、フェニックス ★TX、セイヴ・ザ・デイ、H2O、ゴールド・フィンガー、ブラッドハウンド・ギャング等と同じステージに立っている。ライヴ・ショウの何が好きかと尋ね られた時、ゲイブは、「エネルギーさ。ライヴ・ショウではバンドはタイトにまとめ上げられてなきゃいけないし、集中力も必要だけどね。ニルヴァーナみたい なバンドが持ち合わせている情熱、誠実さを見た時、音楽は単なるエンターテインメント以上のものになりえるんだって思い知らされたんだ」と答えている。ゲ イブは、「ステージ脇から自分のバンドが演奏しているのを観れたら楽しいだろうな」とも付け加えている。ミッドタウンのライヴ・ショウを観てがっかりする 人はまずいないだろう。あなた自身も自分の目で確かめると良いだろう!