ジョー・ヘンダーソンとの1966年の未発表ライヴ音源が発掘!

2024.10.04 TOPICS

マッコイ・タイナーとジョー・ヘンダーソンによる、ニューヨークのジャズクラブ「スラッグス」での公演を録音した未発表音源のリリースが決定。シングル「Isotope」が先行配信されている。

 

 
本作は、タイナーとヘンダーソンによるカルテットが、1966年にニューヨークの失われたジャズの聖地「スラッグス・サルーン」で行った公演を捉えたライヴ録音。
『ページ・ワン』『インナー・アージ』『ザ・リアル・マッコイ』など、ブルーノートでの諸作で共演を重ねていた2人によるコンビと、アルバート・アイラーやドン・チェリーとの共演で名高いベーシストのヘンリー・グライムス、そして当時気鋭の若手だったドラマーのジャック・ディジョネットによる白熱の演奏が収録されている。

 
伝説的エンジニア、オーヴィル・オブライエンによって録音されたこの作品は、ディジョネットの個人アーカイブとして60年近く保管されていたという。

「たまたま、この組み合わせで当時スラッグスで演奏する機会が訪れた。これは本当に素晴らしいものになるだろうと期待していた。そして案の定、全員が明日はないかのように演奏した。幸運にも、素晴らしいスタッフが熱意と献身をもってこの素晴らしい音楽を録音した記録が残っている。これは珍しいことだ…この録音は、ミュージシャンが本当に演奏し、新しいことを熱心に模索し、実験していた時代と期間を表している。当時は非常にクリエイティブな時代だったよ。ミュージシャンたちはさまざまなことを試していたし、もちろんスラッグスのような会場では実際に演奏して技術を磨くことができた。当時、音楽は変化し、いわば、より探求的な音楽へと移行していた。そして、その環境がそうした探求を促したんだ」- ドラマー、ジャック・ディジョネット
 
「1966年のスラッグスでの特別な一夜の録音は、私たちを最も奥深いところまでワイルドな旅へと連れて行ってくれます。ヘンダーソン、タイナー、ディジョネット、そしてグライムスが、楽曲に書かれた裏通りや脇道のすべてを、時間をかけて探索しているかのようです。非常に特別な瞬間を垣間見ることができます」- ブルーノート社長、ドン・ウォズ

 
フランシス・ウルフ、レイモンド・ロス、ロバート・ポリロによる貴重な写真や、ジェイソン・モラン、ジョー・ロヴァーノ、ジョシュア・レッドマン、クリスチャン・マクブライド、ナシート・ウェイツ、テリ・リン・キャリントンらのインタビューもブックレットに収録される。

 

 
 

マッコイ・タイナー&ジョー・ヘンダーソン
『フォーシズ・オブ・ネイチャー:ライヴ・アット・スラッグス』

McCoy Tyner & Joe Henderson “Forces of Nature: Live at Slugs'”

2024年11月22日発売
UCCQ-1213/4:¥3,630 (tax in)

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【CD1】
1. イン・ン・アウト
2. ウィール・ビー・トゥゲザー・アゲイン
【CD2】
1. テイキング・オフ
2. ザ・ビリーヴァー
3. アイソトープ

★1966年、ニューヨーク、スラッグスにてライヴ録音

パーソネル:ジョー・ヘンダーソン(ts)、マッコイ・タイナー(p)、ヘンリー・グライムス(b)、ジャック・ディジョネット(ds)

プロデュース:ゼヴ・フェルドマン、ジャック・ディジョネット、リディア・ディジョネット
エグゼクティヴ・プロデューサー:ドン・ウォズ