DGデビューAL10周年記念再録音『Tne New Four Seasons Vivaldi Recomposed』発売決定!

2022.03.25 TOPICS

2012年夏に発表されたバロック音楽の傑作を再構築した『リコンポーズド・バイ・マックス・リヒター~ヴィヴァルディ《四季》』(邦題:25%のヴィヴァルディ)は、22ヵ国のクラシック・チャートで首位を獲得し、「Spring 1」の1億1千万ストリーミングをはじめ、アルバム全体では4億5千万ストリーミング以上を記録している。

発表から10年を経て、この作品の再録音に挑んだ『ニュー・フォー・シーズンズ ヴィヴァルディ・リコンポーズド』が発売されることとなった。アルバムから「Spring 1」が先行配信となっている。

 

『ニュー・フォー・シーズンズ ヴィヴァルディ・リコンポーズド』
Tne New Four Seasons Vivaldi Recomposed
2022年6月10日(金)発売

♪購入・ストリーミング

1) Spring 0
2) Spring 1
3) Spring 2
4) Spring 3
5) Summer 1
6) Summer 2
7) Summer 3
8) Autumn 1
9) Autumn 2
10) Autumn 3
11) Winter 1
12) Winter 2
13) Winter 3

エレナ・ウリオステ(ソロ・ヴァイオリン)
チネケ!オーケストラ
マックス・リヒター(モーグ・シンセサイザー)
録音:2021年11月
 


 
「新録音のきっかけは、ピリオド楽器(オリジナル楽器)によるこの曲の演奏を聴いたからです。」
「ヴィヴァルディ当時のパレットを『リコンポーズド』に応用しました。」

今回の新録音では、ガット弦とバロック弓を使用した弦楽器を使用してヴィヴァルディ当時の奏法や音色を採り入れている。
「ピリオド楽器は、硬質でエッジが効いています。ちょっとパンクロック的なところもあって、すごいんですよ。」

さらに、自身が演奏するシンセサイザーも見直した。
「シンセのストラディバリウスともいえる70年代のモーグを使いました。ピリオド楽器とピリオド・シンセの共演です。」
 
共演は、ヨーロッパ初の多様な民族が過半数を占めるオーケストラとして、クラシック音楽の変革と多様性を体現している「チネケ!オーケストラ」。リヒターの言葉を借りれば、「私たちが生きている世界の現実をアンサンブルでどう反映できるのか、クラシック音楽界の道を照らす灯台。」となっている。ソリストには、アメリカの若手ヴァイオリニスト、エレナ・ウリオステを起用。リヒターは、その演奏は作品に「明らかにぴったりだった」と語っている。

「彼らは若く、その分、未来と一緒に仕事をしているような気がします。」

彼らはリヒターの新しいスタジオで作品の研究を続け、ピリオド楽器のテクニックからヴィヴァルディの原曲に含まれる言葉や物語性まで、音楽のあらゆる側面を話し合いながら、密接に連携して録音作業を進めた。
 
新バージョンは「同じ物語でありながらも、21世紀的なひねりを加えている」作品になっている。