マルーン５(Maroon 5)は、米カリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたバンド。当時中学生だったアダムとジェシーが音楽を一緒に始めたのをきっかけに、1994年から2001年まで4人組バンドとしてKara’s Flowers(カーラズ・フラワーズ)名義で活動していたが、新たなメンバーを加え、5人編成となったのを機にマルーン5と改名。

2002年に出したデビュー作『Songs About Jane (ソングス・アバウト・ジェーン)』は驚異のロング・ヒット・アルバムとなり、2005年のグラミー賞/最優秀新人賞受賞を受賞。日本では「シー・ウィル・ビィ・ラヴド」（ノエビアCF）、そして「サンデイ・モーニング」（トヨタ・ビッツCF）の2曲が立て続けにCMで使用され空前のヒットに。2006年グラミー賞では最優秀ポップ・パフォーマンス賞（デュオ/グループ・ヴォーカル部門）をシングル「ディス・ラヴ」で受賞。

2007年に発表された『It Won’t Be Soon Before Long (イット・ウォント・ビー・スーン・ビフォー・ロング)』も全米アルバム・チャート初登場1位を獲得し、1st シングルの「メイクス・ミー・ワンダー」は、第50回グラミー賞最優秀ポップ・パフォーマンス賞（デュオ/グループ・ヴォーカル部門）を受賞。

3rdアルバム『Hands All Over (ハンズ・オール・オーヴァー)』の発売後、ボーカルのアダム・レヴィ―ンはUSの大人気プログラム「ザ・ヴォイス」の審査員に抜擢。同時期に審査員を務めていたクリスティーナ・アギレラをフィーチャーした「ムーヴス・ライク・ジャガー」が全米シングルチャート4週連続1位を獲得する大ヒットに。

2012年にリリースされたアルバム『Overexposed (オーヴァーエクスポーズド)』からも「ペイフォン」他、数々のヒットを量産。2013年には、People誌が選ぶ「世界で最もセクシーな男性」にアダム・レヴィーンが選ばれる。

2015年に発表したアルバム『V』も、全米アルバム・チャート1位を獲得。アダムは2017年２月にはハリウッドの“ウォーク・オブ・フェイム”のスター殿堂入り。

2017年11月には、約3年ぶりとなる6枚目のアルバム『Red Pill Blues (レッド・ピル・ブルース)』をリリース。世界的なヒットシングル「Girls Like You」は、米ビルボードのシングル・チャートで7週連続で1位を獲得した。同曲はiTunesとSpotifyで1位を獲得し、Spotifyでの再生回数は12億回以上、YouTube/VEVOでの再生回数は30億回を超え、2018年にはVEVOで最も多く視聴されたビデオとなっている。

名実共に全米のみならず世界トップ・クラスの人気を誇るバンド。