スペインが生んだヴァイオリン界の若き王女、新作『パガニーニ:24のカプリース』発売決定!
マリア・ドゥエニャスの新作『パガニーニ:24のカプリース 他』が発売決定。本日より、クライスラー「ウィーン奇想曲 作品2」が先行配信されている。
今作『パガニーニ:24のカプリース 他』では、“ヴァイオリンの鬼神”といわれるパガニーニの最高の難曲「24のカプリース」をメイン曲に録音。この作品は、パガニーニが自分自身と仲間の演奏家のために、ヴァイオリン技術の研究と練習を目的に書いたものとされている。この作品を軸に、アルバム後半ではサン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」をはじめ、クライスラーやサラサーテ、そして現代作曲家のセルベリョなど、19世紀から21世紀に亘る6人の作曲家による10種類の「カプリース」を録音。さらに、ドゥエニャスが世界初演を行った同郷スペインの作曲家、ガブリエラ・オルティスによる新曲「De cuerda y madera」(縄と木)の世界初録音も含まれている。
「パガニーニの『24のカプリース』は、すべてのヴァイオリニストにとって画期的な曲です。『カプリース』と聞けば、すぐにパガニーニを思い浮かべますが、サン=サーンスの『序奏とロンド・カプリチオーソ』からセルベリョのような現代作曲家の作品まで、『カプリース』は他にもたくさんあります。様々なヴァイオリン作品から生まれたディテールが、このようにしてひとつになることを表したいと思いました。また、『カプリース』には、色彩とダイナミクスの大きな幅があるので、即興的な感覚もあります。花火のように派手な超絶技巧だけではなく、狂詩曲のような自由さ、彩り、そして創造性が求められ、ヴァイオリンが実に魅力的な楽器だということを示してくれるジャンルです」
ドゥエニャスは、来年9月にN響定期公演にて、デビューアルバム収録のベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61」を披露する予定。
『パガニーニ:24のカプリース 他』
2025年2月14日(金)発売
MQA/UHQ-CD:UCCG-45112/3 定価¥4,070(税込)
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CD1
1-24. ニコロ・パガニーニ:24のカプリース 作品1
CD2
25. パブロ・サラサーテ:バスク奇想曲 作品24
フリッツ・クライスラー:
26. レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース 作品6
27-29. ウィーン奇想曲 作品2
30. ジョルディ・セルベリョ:ミルシテイン・カプリース
31. ヘンリク・ヴィエニャフスキ:エチュード・カプリース 変ホ長調 作品18の2
32. ガブリエラ・オルティス:De cuerda y madera ※世界初演録音
33. カミーユ・サン=サーンス:アンダルシア奇想曲 作品122
34. エクトル・ベルリオーズ:夢とカプリッチョ 作品8
35. カミーユ・サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ 作品28
マリア・ドゥエニャス(ヴァイオリン)
イタマール・ゴラン(ピアノ)[25]
ラファエル・フイヤートル(ギター)[27-29]
アレクサンダー・マロフェーエフ(ピアノ)[32]
ボリス・クシュニール(ヴァイオリン)[31]
ベルリン・ドイツ交響楽団 [33-35]
ミハイル・ゲルツ(指揮)[33-35]
録音:
2023年9月&12月、2024年1-6月&8-9月(パガニーニ)
2023年9月(サラサーテ)
2023年12月&2024年5月(クライスラー)
2023年12月(ヴィエニャフスキ)
2024年9月(セルベリョ&オルティス)
【購入特典】
UNIVERSAL MUSIC STORE:ポストカード
Amazon:メガジャケ
※特典は数に限りがございます。
※特典のお渡しは商品お届け時になります。
【来日公演】
NHK交響楽団 定期公演 プログラムB
2025年9月18日(木)& 19日(金)東京・サントリーホール
武満 徹/3つの映画音楽
ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61
メンデルスゾーン/交響曲 第4番 イ長調 作品90「イタリア」
NHK交響楽団
指揮:ファビオ・ルイージ
ヴァイオリン:マリア・ドゥエニャス