無双状態のマシン・ガン・ケリーが自身初の全米1位確定で“有言実行”!ロック・アルバムとしては今年初の全米1位に!

2020.10.05 TOPICS

“MGK”の愛称で知られるマシン・ガン・ケリーが9月25日(金)にリリースした5枚目の新作にして初のポップ・パンク・アルバム『ティケッツ・トゥ・マイ・ダウンフォール』(原題:Tickets To My Downfall)の全米アルバム・チャート初登場1位が確定したと、米・ビルボードが本日ニュース速報を発表しました。(全米アルバム・チャートは、現地時間10月6日(火)に更新予定。)

『ティケッツ・トゥ・マイ・ダウンフォール』は発売初週、アルバム換算で126,000枚の売上を記録し、全米1位が確定。2012年のデビューから昨年までの間に4枚のヒップホップ・アルバムをリリースしたマシン・ガン・ケリーは、4作とも全米Top 10入りするヒットを記録していたものの、首位を獲得したのは今回が初。ラッパーとしてヒップホップのジャンルでメインに音楽活動を続けていたMGKが今回リリースしたのは、ポップ・パンク・アルバムーいわゆる、ジャンルでいうところの「ロック・アルバム」にカテゴライズされるアルバム。ロック・アルバムが最後に全米首位に輝いたのは2019年9月14日付のトゥールの『フィア・イノキュラム』以来初とのことで、今回、MGKが約1年1か月ぶりにロックを全米トップに連れ戻してきました!

『ティケッツ・トゥ・マイ・ダウンフォール』はロック・バンドBlink-182のトラヴィス・バーカーがプロデュースし、楽曲の多くをMGKと共にコライトしています。少々意外かもしれませんが、MGKは幼少期からパンクやロックが大好きで、Blink-182も少年時代によく聴いていて、ライヴにも足を運んでいたといいます。10年以上前のとある日、Blink-182のライヴを観に行ったMGKがトラヴィスに「今日ライヴ後楽屋に遊びにおいで」と招待されたことがきっかけで、2人の友好関係がスタート。昨年、MGKが精神的に落ちていた時(※)トラヴィスの自宅を訪ね、気分転換に1曲作ってみたところ次々とアイディアが生まれ、アルバムが一気に完成。そしてアルバム制作やトラヴィスとその期間過ごした思い出や会話により、MGKは元気を取り戻したといいます。
(※)落ちて“downfall”にいたときに作った作品の為、今作には『ティケッツ・トゥ・マイ・ダウンフォール』というアルバム・タイトルがつけられた。

ヒップホップやダンス・ミュージックなどが音楽のメインストリームになっている昨今、「POP PUNK IS DEAD(ポップ・パンクは死んだ)」や「ROCK IS DEAD(ロックは死んだ)」と言われることが多い中、MGKはアルバム制作中に「俺がポップ・パンクの新時代を創る!」と宣言していました。一見、「ラッパーが初めて作るポップ・パンク・アルバムで何ができるのか」と思われがちですが、MGKは見事、それを有言実行したのです。更に、アルバム発売4日後の9月29日には、突如『ティケッツ・トゥ・マイ・ダウンフォール』のデラックス・バージョンをサプライズ・リリース。25日にリリースとなったアルバム本編に加え、6曲が新録された全21曲のアルバムが緊急配信。その6曲の中には「body bag」には、新世代ロック・スターと呼ばれるヤングブラッドと、ザ・ユーズドのVo.バート・マクラッケンがフィーチャリングされており、この組み合わせだけでも充分に驚きだが、楽曲を聴いてみると、どこか耳馴染みのあるビートが…。大人気ポップ・パンク・バンド フォール・アウト・ボーイの代表曲「ダンス、ダンス」をオマージュしているからで、更にダブルで驚き。

これまでずっとヒップホップのジャンルで活躍していたラッパーが、「俺がポップ・パンクの新時代を創る!ロックを救う!」とロック・アルバムを作り、それを全米1位に送り込むとは誰が想像したでしょうか。その天真爛漫な性格や発言から、「MGKはビッグ・マウスだ!」「嘘つきだ」とメディアから根拠のないことを色々と言われがちなMGKですが、今回は、見事MGKの勝利。“無双状態”なMGKの快進撃に、引き続き注目したい!

【リリース情報】
マシン・ガン・ケリー『ティケッツ・トゥ・マイ・ダウンフォール』発売中!


■日本盤CD:12月9日(水)発売 / UICS-1364 / 2,500円(税別) / 歌詞・対訳・解説付 / ボーナス・トラック収録予定
https://www.universal-music.co.jp/machine-gun-kelly/products/uics-1364/