<レポート>12/14 1stワンマン公演「DEAL」

2019.12.16 TOPICS

12月14日(土) 赤羽ReNY alpha

12月14日(土)、赤羽ReNY alphaを舞台に1stワンマン公演「DEAL」開催!
会場には300人を越すファンが来場。Lotteriezにとって、初のロングステージとなった。

1曲ごと、音の絵を塗り替えるようにLotteriezのライブは進んでゆく。クールにラップをぶち噛ます「BLACK UNICORN」を手にLotteriezのライブはスタート。サビでは高揚した声を張り上げ、一体化したパワフルなパフォーマンスを提示。笑顔を封印、心に秘めた野生の魂をちら見せながら、7人は期待に胸を馳せるファンたちにドープな衝撃をぶつけだす。表情は一変、華やかでソウルフルな「love before」を通し、彼らは、目の前に集まったラヴァーズたちを口説くように甘い声を重ねだす。軽やかな動きに視線が釘付けになれば、誘いかける彼らの歌声に、大勢のファンたちが「ヘイ!!」と声を上げ気持ちを寄り添えていた。続く「Summer Lazer」では過ぎ去った夏を呼び戻すように「アツナツ とろけそうな君の目に溺れていた」と歌い、眩しい歌の紫外線を降り注いでいった。

カバーシリーズでは、「今夜はブギー・バック」(小沢健二 featuring スチャダラパー) と「Shangri-La」(電気グルーヴ)を披露。2曲とも、原曲よりも華やかさとグルーヴを増しながら、観客たちを甘いパーティへ誘い込む。ソロコーナーでは、最年少メンバーの”ななうみ”が、その場で出た「ワンマン」「東京タワー」「桃」と三つの単語を用いフリースタイルで物語仕立てのラップを噛ませば、プロの振付師として活動している”桝谷昂洸”も、躍動的でダイナミックなダンスの中へ巧みにストーリーを描き出していった。

デビュー曲「僕らのPRIDE」のMV上映に続いて、Lotteriezが「僕らのPRIDE」を歌唱。壮麗でエレクトロなミドルグルーヴの上で、7人はハトートウォームな声色と想いを届けてきた。ジワジワと熱と感情を上げてゆく歌声やステージングに振れ、フロア中の人たちも再び心に熱を膨らませていた。

カバー曲「LA・LA・LA LOVE SONG」(久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL)を歌い想い迸らせた姿に続き、Lotteriezは気持ちを滾らせる四つ打ちのダンスナンバー「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」を歌唱。フロア中の人たちの身体を大きく揺らしていった。「AI」では気持ちを一つに歌いながら、メンバーも観客たちも無邪気にパーティを楽しんでゆく。

本編最後にLotteriezは、情熱巻き起こすダンスロック曲「俺サマーデンジャー」を熱唱。火傷しそうなほどの熱を身体中から放ち、7人はダイナミックなダンスをぶつけ、観客たちの心を終始騒がせていった。身体中に熱を漲らす楽曲に触れ、フロアの人たちも心を燃やしながら、舞台上へ熱い視線を注いでいた。

アンコールでは、ふたたびデビュー曲「僕らのPRIDE」を披露。フロアに心地好い熱を生み出せば、騒ぎたい想いを煽るように「俺サマーデンジャー」を熱唱。最後に、ふたたび「今夜はブギー・バック」を歌い、胸躍らせるパーティを笑顔で閉じていった。

TEXT:長澤智典

PHOTO:内藤満美