BIOGRAPHY

LENE / レネ


ティー ンエイジャーの頃からバンドや演劇に参加し、スカンジナヴィアのスターとして知られ、AQUAでは世界を舞台にフル稼動、休むことなく活動を続けてきたレ ネ。2001年夏のAQUA解散後は自分のことに集中した。結婚、コペンハーゲンからロンドンに移住、UKのポップ・センセーショナル・ガールズ・グルー プ、Girls Aloudのヒット・シングルの作曲に参加。そして2003年、楽しくポップ、よりエッジが効いてカラフルな味わいが楽しめるアルバムを携えてレネがシー ンに戻ってきた!


【Q&A】
Q: AQUA時代からあなたはどう変わりましたか。
「愛しのバービー・ガール」を歌っていた頃に比べると、すごく成長したと思うわ。AQUAを離れ、自分ひとりになり、自分の足で立ち、常に自分の力を発揮 しないといけなくなり、自分の歌を聴いてもらおうとし、断固とした態度を取るようになったら、成長せざるをえないでしょ。初めて自分のことを”大人の女 性”って呼べるようになったわ。少なくとも、時々はね。2,000万枚ものレコードを売ったAQUAのことはとても誇りに思っているわ。

Q: ソロ・キャリアを追求するのはチャレンジでしたか。
私はAQUAで8年も活動していたから、最初はヘンな感じだったわ。あちこちのスタジオに、いろんなソングライターやプロデューサーたちと入るのはそれま でと違って慣れていなかったから、最初は不安だったの。でも、おかげで本当に強くなれたし、自信もついたわ。私がポップ・バンド出身のキンキン声のシン ガーじゃないってみんなに認めてもらいたかったから、常に自分の能力を――自分の声でもっとできることがあること、歌詞、曲作り――示さないといけなかっ たしね。

Q: このソロ・アルバムであなたのヴォーカルは変化しましたか。
AQUAの頃に比べて、このアルバムではもっとたくさん実験することができたわ。私はいろいろな声を出せるのよ。曲によってはソウルっぽく歌っているし、 きれいに歌っているものもあれば、私が一番気に入っているようなロックっぽいものもあるわ。声に少しウイスキーを垂らすといいのよ。声だけにね。飲まない ことよ!歌うときには自分の心情を込めること。そして歌詞を感じることが大切ね。

Q: このアルバムのあなたの音楽スタイルを説明してください。
自分の望んでいたことすべてをこのアルバムに入れることだとが重要だと思ったわ。そしてすべてをひとつにまとめてくれるのは、エネルギー、ギター、そして 私のヴォーカルだと思うの。レネの曲をかけたら、そこに私を感じてもらえるって信じているから。LA、ニューヨーク、スウェーデン、ノルウェーと、あちこ ちのスタジオに行ったから、いろんなサウンドをピックアップしたと思うし、それはアルバムを聴けばわかってもらえるでしょうね。次に何が始まるかわからな い、すごくエキサイティングなアルバムだと思うわ。

Q: どんなタイプの音楽を一番聴きますか。
私はギターの持つエネルギーが大好きなの。ライフハウスやリンキン・パークとかよく聴くわ。でも、私はクラシック育ちでバイオリンを弾くから、クラシック も大好き。何でも聴くわ。偏見を持たないのは大事なことでしょ。だから、このバンドだけが好きだっていう人には、もっと広い心をもちなさいよ!って思っ ちゃうわ。

Q: シングル「イッツ・ユア・デューティー」のビデオ制作は楽しいものでしたか。
この2年間で最高に楽しい時だったわ。1年間スタジオにこもっていたから、このビデオを作る頃はエネルギーがあり余って爆発しそうだったのよ。私がキラキ ラしているのを感じてもらえるはずよ。それに、これまでのものよりも少々エッチでセクシーだから、その点でもエキサイティングだったわね。というのも、み んなが私にセクシーなビデオを求めてきたからなの。私は「うーん」って感じだったけど、スタイリストと監督に会って、「君はいいカラダをしているんだか ら、見せられるうちに見せなきゃ」なんて言われちゃうとね。それで私は了解したのよ。つまり、私たちは妥協したの。私たちが作ったのはいいビデオで、それ で楽しい時を過ごせたわけよ。強烈で、自信があって、ある意味で女っぽいビデオを作り、そこで私は自分のパーソナリティーを見せているわ。ビデオは私を反 映したものだけど、曲も私を反映したものなの。どんなサウンドだか披露しているから、これはアルバムのいい紹介になるわよね。