先日、最新作『アートポップ』を引っ提げて約2年振りの来日公演を終了したレディー・ガガ。
そのカラフルな衣装とド派手なパフォーマンスを披露し、約7万人のリトル・モンスター（ガガのファン）を魅了した。

そんな現代アート最高峰＝レディー・ガガがアメリカのショウビズが最敬礼するシンガー＝トニー・ベネットと共にリリースするジャズのスタンダード・ナンバー・アルバムの詳細が明らかとなり、iTunesにて予約が開始となった。

カラフルで派手な衣装と電子音の世界から生演奏でオーガニックな雰囲気を出すジャズへと一転するガガは「幼いことからジャズを愛し、歌ってきたわ」とコメントするくらいの大のジャズ・ファンであり、本人にとって音楽のルーツとなる。コラボレーション相手を務めるトニー・ベネットは「彼女はファンタスティックな歌手であり、私はガガのファンたちも彼女の声を聴いて楽しんでくれることを願う」と大絶賛している。
まさにこのアルバムはガガにとって原点回帰といっても過言ではない。
アルバムには「エニシング・ゴーズ」「捧ぐるは愛のみ」「ラッシュ・ライフ」などのジャズのスタンダード・ナンバーを収録。レコーディングに関してガガは「『ラッシュ・ライフ』のレコーディングは楽しかったわ。制作中は、トニーが気持ちの面で支えてくれたの」とコメントしている。

レディー・ガガ（28）とトニー・ベネット（88）は60歳の差があるが、お互いの息の合った歌はアメリカがきらびやかだった黄金時代を2010年代に再訪する作品である。

最新曲「捧ぐるは愛のみ」（原題：I Can’t Give You Anything But Love）
http://www.youtube.com/watch?v=MHvux1RN4rM

スタジオ・ビデオ「エニシング・ゴーズ」
http://www.youtube.com/watch?v=Fg1meK-IgOM