商品紹介
長年の夢だった作品、満を持しての録音
今回録音した《ゴイェスカス》はスペインの作曲家エンリケ・グラナドスが作曲したピアノ独奏のための組曲です。「ゴイェスカス」は「ゴヤ風の音楽」という意味で、ゴヤの絵画やタペストリーの下絵に霊感を受けて作曲されました。
クン=ウー・パイクは若い頃にニューヨークで、アリシア・デ・ラローチャが演奏する《ゴィエスカス》を聴き、深く感銘を受けました、それからほぼ半世紀を経て、彼の《ゴイェスカス》の演奏が初めて実現しました。若い頃ではなく70代になってからの録音となったのにもパイクの音楽への思いが関わっていました。パイクにとって音楽と人生はほとんど同じものといえるほど緊密に関わっています。パイクの《ゴイェスカス》は彼の音楽芸術にとっての新しい可能性とピアノ演奏の新しい展望を明らかにしています。パイクは《ゴイェスカス》にたどり着くまで長い回り道をしてきましたが、途中、フランツ・リストを通してロマンティック・ピアノの本質を、そしてモーリス・ラヴェルの作品を含むフランス音楽の展望を通して知識豊かなスペインを発見したのです。彼の《ゴイェスカス》の演奏はロマンティックな愛の種をまき、私たちにもう一度夢を見させてくれます。苦しみと喜びが一体化され、愛と死が互いに寄り添っています。
ハードカヴァー・ブック仕様
内容
■本作品を演奏する来日公演が決定。
【グラナドス:ピアノ組曲「ゴイェスカス」~恋する若者たち】
2022年10月25日(火) 19:30 大阪 ザ・フェニックスホール
2022年10月27日(木) 19:00 東京 銀座・王子ホール
曲目
[C D]
グラナドス:組曲《ゴイェスカス》 作品11
1
第1曲: 愛の言葉
No. 1, Los requiebros
2
第2曲: 窓辺の語らい
No. 2, Coloquio en la reja
3
第3曲: 燈し火のファンダンゴ
No. 3, El fandango del candil
4
第4曲: 嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす
No. 4, Quejas o la maja y el ruiseñor
5
第5曲: 愛と死:バラード
No. 5, El amor y la muerte (Balada)
6
第6曲: 終曲:幽霊のセレナード
No. 6, Epílogo (Serenata del espectro)
7
第7曲: わら人形:ゴヤ風のセレナード
No. 7, El pelele (Escena goyesca)