BIOGRAPHY

児玉 桃 (ピアノ) | Momo Kodama, piano

Momo _Bioバッハからメシアンを含む現代作品まで、幅広いレパートリーと豊かな表現力で活躍を続ける国際派ピアニスト。

幼少の頃よりヨーロッパで育ち、パリ国立音楽院に学ぶ。1991年、ミュンヘン国際コンクールに最年少で最高位入賞を果たす。
その後、ケント・ナガノ指揮ベルリン・フィル、小澤征爾指揮ボストン響、モントリオール響、ベルリン・ドイツ響など、世界のトップオーケストラと共演し、デュトワ指揮NHK 交響楽団とのアジアツアーやウィーン八重奏団との日本ツアー等着実にキャリアを築く。また、マール・ボロ、ベルリン、シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭など多くの国際音楽祭からも招かれている。

2004年は、5月に名古屋フィルとのヨーロッパ・ツアーでメシアンの「トゥーランガリラ」を演奏、イタリアではペルト作曲の新作協奏曲をイタリア国営放送(RAI)交響楽団と共演し、それぞれ好評を得た。また、11月にはノリントン指揮シュトゥットガルト放響とのドイツ及び日本ツアーでも大きな成功を収めた。2005年は、南仏のラ・ロック・ダンテロンの各音楽祭に参加し、「いままでに聴いたことのない、まさにショパンの芸術の神髄とも言えるほど熱狂的な演奏を披露・・・」(ル・モンド紙)とリサイタルが絶賛された。
2006年4月には北ドイツ放送交響楽団の定期演奏会に出演し、細川俊夫の新作世界初演とモーツァルトの協奏曲を一夜に演奏するといった企画と演奏を行い、また同年12月には、小澤征爾指揮/水戸室内管弦楽団定期演奏会でも同企画の演奏をし、いずれも高く評価された。2008年は、水戸室内管弦楽団のヨーロッパ・ツアーや、ルツェルン音楽祭に参加し、大きな成功を収めたほか、メシアン生誕100年を記念した5回にわたるシリーズ公演を行い、2009年中島健蔵音楽賞および、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞するなど高い評価を得た。また2012年には、2011年9月に開催したリサイタル「児玉桃ピアノ・ファンタジー vol.1」が佐治敬三賞を受賞。また、2013年にはルツェルン音楽祭、ウィグモアホール、東京オペラシティ文化財団の共同委嘱による「細川俊夫:練習曲集」を11月ルツェルン音楽祭にて世界初演予定。12月には東京オペラシティにて日本初演予定。パリ在住。

(2013年7月現在)