マケラ指揮パリ管『ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典/火の鳥》』本日発売!
2021年に音楽監督に就任して以来初となるパリ管弦楽団とのアルバム『ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》《火の鳥》』が本日リリース!今作について語った最新インタビューも公開!
>> クラウス・マケラ、パリ管弦楽団との初アルバム『ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》《火の鳥》』について語る
「私にとって、この2つの作品は、“結末”と“新たな始まり”を表しています。《火の鳥》は、後期ロマン派のオーケストラ表現の最後の声明のようなもので、その和声とオーケストレーションは想像を超える広がりを見せ、わずかな身振りで物語を運びます。《春の祭典》は、まったく新しい世界を切り開いています。ストラヴィンスキーがオーケストラから引き出す色彩と音は、これまで聴いたことのないものばかりで、この作品を演奏するとき、儀式的な要素と狂気じみたリズムを強く感じています。」
音楽評論家による推薦コメント(50音順)
青澤隆明(音楽評論家)
クラウス・マケラは魔法をかける――。昨秋、パリ管との日本ツアー初日を聴いた夜、ぼくはそう書いた。音楽する細胞をあまねく活性化させる酵素みたいだ。誇り高きパリ管の色彩と情熱が、自然な息づかいで鮮明に沸き立っている。目眩く生命の音世界へようこそ。
木幡一誠 (音楽評論家)
本気モードに突入したパリ管弦楽団の力演が身震いを誘う。名門オーケストラ相手に嬉々として真剣勝負に臨むマケラ。楽譜の読みは眼光鋭く、曲の解釈は奇をてらわず、しかし鳴り響く音楽はとことん新鮮。そこが凄い。
寺西基之(音楽評論家)
目の覚めるような新鮮な演奏だ。パリ管特有の色彩豊かな音色を生かしつつ、しなやかで躍動的なリズム、明晰かつ精妙な響き、いささかの隙もない運びで生気溢れる音世界を作り出すマケラの手腕には驚嘆するばかり。若きシェフと名門オケのコンビによる鮮烈な名盤の誕生である。
前島秀国(サウンド&ヴィジュアル・ライター)
ブーレーズの分析的な解釈以後、頭でっかちになりすぎた《春の祭典》に、美しい木管の囀りと、血湧き肉躍るトゥッティの興奮を呼び戻してくれたマケラ指揮パリ管。このバーバリズムだ、僕たちが聴きたかった“音楽の祭典”は。
『ストラヴィンスキー:バレエ《春の祭典》《火の鳥》』