<レポート>KIRINJI TOUR 2016東京公演
KIRINJI TOUR 2016
9月28日(水) お台場・Zepp Tokyo
新作『ネオ』を携えた2年ぶりの全国ツアーKIRINJI TOUR 2016の東京公演が、9月28日(水)にお台場・Zepp Tokyoにて開催されました。
来場者には、最新作『ネオ』のPOPなイメージにぴったりのイエロー、グリーン、ピンクのオリジナル・サイリウム・バンドが配布され、開演前から観客席は“ネオ・カラー”に。そして開演時間を迎え、いざライヴがスタートすると会場は一気にKIRINJIの世界観に包まれました。
「新体制になって4年目を迎えてよりバンド感が増した。前作『11』がそれまでのキリンジの延長線上にある作品だったのに対して、『ネオ』は今のKIRINJIらしい音になった」と新作インタビューで堀込高樹が語っていたように、田村玄一、楠均、千ヶ崎学、コトリンゴ、弓木英梨乃にサポートの矢野博康を加えた7人が一人何役もこなしながらも、随所で個性がきらりと光るライヴ・パフォーマンスは、今のKIRINJIでしか出せない音楽。
中でも、メンバー全員が複雑なコーラスワークを披露するコトリンゴ作曲の「日々是観光」、弓木がギターを置いてハンドマイクで歌う「Mr. BOOGIEMAN」、そして堀込高樹の伸びやかな声と他のメンバーが奏でる音色が重層的で心地よいシンフォニーを生み出す「真夏のサーガ」は、特に最新の“KIRINJIらしさ”が感じられる楽曲であり、観客席からも一層大きな歓声が沸いていました。
東京・品川ステラボール2デイズの追加公演を含め、残すところ9公演となったKIRINJI TOUR 2016。
ツアー・ファイナルとなる10月31日(月)の品川ステラボール公演には、RHYMESTERの出演も公式にアナウンスされ、KIRINJIとRHYMESTERのライヴ初共演に熱い注目が集まります!
写真::立脇卓