6/19(水)発売1st Album『King & Prince』オフィシャル・ライナーノーツを毎日正午に更新!

アルバムがお手元に届くまでにライナーノーツを楽しんでお待ちください♪

King & Prince 1st Album『King & Prince』オフィシャル・ライナーノーツ

01. シンデレラガール(1stシングル/TBS系火曜ドラマ「花のち晴れ」主題歌)

2018年5月にリリースされた記念すべき1stシングル。<キミは シンデレラガール/ My precious one>から始まるロマンティックな歌詞、切なさと解放感を併せ持ったメロディライン、流麗なストリングスを取り入れたサウンドがひとつになった王道のアイドル・ポップスだ。しなやかな4つ打ちのビート、心地よいグルーヴを感じさせるベースラインなど、クラブミュージックのテイストを反映させることで、幅広い層のリスナーに訴求できることもこの曲の魅力。デビューシングルの初週売上50万越えは、2010年代に入って初となる。

02. Sha-la-laハジけるLove(ビタミン炭酸MATCH-CMソング)

爽やかな疾走感をたたえたトラックとともに描かれるのは、恋の楽しさとドキドキ感。 King & Princeのポップな側面をしっかりと押し出し、聴く者にハッピーな高揚感を与えるアップチューンへと結びつけている。アレンジの基調は「シンデレラガール」と同じく、“クラブミュージックのエッセンス×アイドル・ポップスの王道”というスタイル。さらにワウ・ギター、ソウルフルなコーラスを加えることで、ディスコティックな匂いを加えているところもポイントだろう。メンバー全員のボーカルの個性を活かした歌割りとハーモニーも絶妙だ。

03. 君を待ってる(3rdシングル/UHA味覚糖「ぷっちょ」CMソング/「Yahoo!きせかえ」CMソング)

“いままでの自分を変えて、新しい時代に向かって進んでいこう”というメッセージが心に響く、新年号の発表直前(2019年4月)にリリースされた3rdシングル。作詞はシンガーソングライターの高橋優。<切り開け輝く未来 きっと君を待ってる>というフレーズに象徴されるストレートな歌詞は、King & Princeとリスナーの距離をさらに近づけると同時に、メンバー自身のリアルな思いを伝えることに成功している。美しいストリングス、解放感のあるブラスセクション、弾むようなメロディを軸にしたポップスの黄金比を体現したクリエイションも素晴らしい。

04. Naughty Girl

しなやかなファンクネスを感じさせるギターカッティング、サブ・ベースを取り入れたディープなトラック、中低域の響きを活かしたサウンドメイクなど、現在の海外のトレンドともリンクしたダンスチューン。マイリ―・サイラスなどの楽曲を手がけたDrew Ryan ScottをはじめUSのクリエイターのコライトによるこの楽曲は、アルバムのリードトラックにして、King & Princeの新たな表情を伝えるナンバーと言えるだろう。ラップ、ファルセット、フェイクを交えたボーカル、男っぽさを感じさせるリリックもインパクト大。ライブ・パフォーマンスでも大きな武器となるはずだ。

05. Can’t Stop Now

ネオソウル~トロピカル・ハウスの色合いを感じさせながら、しっかりと抑制を効かせてトラックがまず印象に残る。そこに乗るのは、“君を決して離したくない”という切実でまっすぐな思い。ダンスチューンとしての機能を持ちながら、大人の恋愛シーンを描いた歌モノとしても楽しめるハイブリッドな楽曲だ。言葉の響きを活かしたグルーヴ感とリアルな感情を反映させた歌詞、そして、ゆったり身体を動かしたくなるノリの良さとリスナーの心を揺さぶる奥深い表現力を共存させたボーカルも、この曲の魅力だろう。

06. マホロバ(UHA味覚糖「コロッケのまんま」CMソング)

作詞・作曲は、ナオト・インティライミ。穏やかなシンセを軸にしたAメロ、バウンシーなリズムとともに一気に解放されるサビのメロディのコントラストが鮮烈な印象が放つ。伸びやかな響きを持った主旋律と“Let me see”というコーラスが共鳴しながら、徐々に高揚感が増していくのもこの曲の聴きどころだ。“マホロバ”とは、“素晴らしい場所”“住みやすい場所”という意味の古語。理想の場所を思い描き、<明日はきっと思うより悪くない>という気持ちとともに進んでいく姿勢を描いた歌詞もリスナーの共感を呼びそうだ。

07. 別々の空

エレクトロ、ヒップホップの要素を交えたトラックを自然に乗りこなし、豊かなグルーヴを含んだ旋律、繊細に組み立てられたコーラスを響かせる。メンバーのボーカル力の高さ、それぞれの声質を活かしたハーモニー/歌い分けを含め、彼らの歌の魅力をじっくりと味わえるミディアム・チューンだ。“もう少しだけ、このままでいたい”という感情を抱えながら、別々の場所に進んでいく二人の姿を描いた歌詞もじんわりと心に響く。決して派手さはないが、アルバムの隠れた名曲として認知される可能性を秘めた楽曲だと思う。

08. Moon Lover

アルバム後半の幕開けを告げる、華やかでダンサブルな楽曲。ホーンセクションを活かしたビッグバンド風のアレンジ、気持ちよく飛び跳ねながら、“行きたい場所へ行こう”とリスナーを誘うような歌の世界、そして、メンバーの笑顔が伝わってくるボーカリゼーションなど、ファンタジックでラブリーな雰囲気がたっぷり味わえる。“目が覚めたって 耳に残るように/僕は今日も歌い続けるよ”という胸キュンのフレーズを真っすぐに表現できることも、King & Princeの大きな魅力だろう。ステージでの表現も楽しみだ。

09. FEEL LIKE GOLD

ド派手なホーンとともに強靭なビートが鳴り響き、“Oh~!”というシャウトへとつながる。高速のBPM、アタックの強いリズム、煌びやかなシンセ、刺激的なギターソロなどが混然一体となり、オーディエンスのテンションを一気に引き上げるアルバム随一のアッパーチューンだ。その頂点は“愉しむほどに 輝く/FEEL LIKE GOLD”というパワーワード。生々しい興奮が伝わるようなボーカル、メンバー同士の息の合った掛け合いも魅力的。サウンドのテイスト、歌詞の世界観によってしっかりと表情を変えるシンガーとしてのレンジの広さをぜひ体感してほしい。

10. Big Bang(平野紫耀、髙橋海人)

“平野紫耀×髙橋海人”による、ディープかつドープは雰囲気のヒップホップ・ナンバー。トラップ以降のリズムを軸にしながら、強力なベースとキックを打ち鳴らし、オリエンタルな香りをまき散らすこの曲は、最新鋭のヒップホップともリンクしている。独特のハスキーボイスを駆使した平野のフロウ、甘くてセクシーなムードを放ちながら楽曲に彩を与える髙橋のボーカルも驚くほどに魅力的。この2人のペアでもっといろいろな曲を聴きたいと思わせてくれる、意義深いコラボレーションだ。

11. Dance with me

“騒げ 騒げ/さぁ クラっとするようなparty”という掛け声、メンバー自身のハンド・クラップに導かれたパーティ・チューン。ソウルフルなギターのフレーズ、心地よい低音を響かせるブラス・セクション、ディスコティックなリズム感覚など、徹底して“踊ろう!騒ごう!楽しもう!”というモードに溢れている。古き良きソウル、ファンクに根差しつつ、10年代以降のダンスミュージックのモードも感じさせる温故知新な構成、リスナーの心と身体を解放するボーカリゼーションがひとつになったこの曲は、まちがいなくライブ・アンセムとして人気を得るはず。

12. Super Duper Crazy

エレクトロとギターロックが融合したカラフルなサウンドとともに放たれるのは、“ハートを燃やすんだ! 胸の高鳴るほうへ”というポジティブにしてパワフルなメッセージ。ラップ、ダンスミュージック、EDMなどの要素を散りばめたジャンルレスなアレンジもいいが、この曲の魅力の中心はやはり、メンバー全員がハッピーに盛り上がっている様子が伝わってくるボーカル。メンバーがステージで楽しそうにパフォーマンスしているところを見たい!という気持ちがさらに強まるアッパーチューンだ。

13. Memorial(2ndシングル/日本テレビ 深夜ドラマ「部活、好きじゃなきゃダメですか?」主題歌)

結婚式を思わせるCDジャケットや衣装も話題を集めた2ndシングル。“永遠の愛を誓う”という歌詞のテーマは、前作「シンデレラガール」とのつながりを感じさせ、“運命の出会いからウェディングへ”というストーリーの流れを作った。エレクトロ的なリズム、きらびやかな音像、流麗なストリングスといった基本的なスタイルを継承しつつ、鐘の音を加えることで、“華やかで美しいウエディングソング”というイメージを演出している。どこかセンチメンタルな雰囲気のメロディ、優しさに溢れたボーカルもこの曲のポイントだろう。

14. Letter(岸優太、永瀬廉、神宮寺勇太)

“岸優太×永瀬廉×神宮寺勇太”によるアコースティック・テイストのナンバー。アコギ、ストリングスを交えた有機的なサウンドのなかで、柔らかさと切なさを共存させたメロディラインが気持ちよく広がり、リスナーを穏やかな感情へと導く。“君にふさわしい自分でありたい”というファンへのピュアな思いを描いた歌詞も印象的。特に3人が声を合わせて、<僕が君を守るよ/Ipromise>というストレートなフレーズを響かせる場面は、この曲の大きな聴きどころだろう。3人の声質の違いと豊かなハーモニーにもぜひ耳を傾けてほしい。

15. Song for you ~君を信じて~

オーガニックな雰囲気のバンド・アンサンブル、大らかな解放感をたたえた旋律、そして、“自分自身を信じて、前を向いて進んでほしい”という願いを含んだ歌詞。アルバムのなかで唯一のバラードナンバーは、曲名通り、真っ直ぐな思いを描き出したメッセージソングだ。その背景にあるのは、“リスナーの力になるような曲を届けたい”というメンバーの意志。ひとつひとつの言葉に強い感情を込めながら、聴き手に手渡すように伝われるボーカルも素晴らしい。

16. 君に ありがとう(映画「うちの執事が言うことには」主題歌)

永瀬廉が初主演をつとめ、神宮寺勇太と共演した映画「うちの執事が言うことには」の主題歌に起用された楽曲。自分を成長させてくれた大切な人に対する“ありがとう”をテーマにした歌詞は、映画のシーンを想起させると同時に、普遍的な魅力を備えたラブソングとしても成立している。ホーン、ストリングスを交えた豪華なアレンジとモータウンを想起させるグルーヴィーなリズム、伸びやかに広がるボーカルのバランスも見事。

17. King & Prince, Queen & Princess(通常盤のみ収録)

アルバムの最後を飾るのは、ピアノと弦を中心にしたロマンティックな音像、クラシカルなムードの旋律を中心にしたナンバー。メンバー全員が“Queen & Princess”に対する思いを繋ぎ、<信じていてほしい/輝く君の笑顔を 僕らが守るよ>というラインにたどり着く構成には、メンバーからのファンに対する真摯な思いをそのまま投影されている。King & Princeのテーマソング的な立ち位置であり、スタンダードな魅力を持った楽曲だと思う。

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