「Dear friend」の発売を記念して、実写とアニメーションそしてイラストによる映像を担当した監督助手の木村延景さんからコメント到着!
テレビアニメ「君のいる町」の新EDテーマ「Dear friend」の発売を記念して、さらに実写とアニメーション、そしてイラストによる斬新なエンディング映像を担当した監督助手の木村延景さんからコメントが到着!
【木村延景さんコメント】
初めて歌を聴いた時の印象は「風間が青大や柚希に向けた友情、愛情の歌」でした。
彼らがどんな高校生活を送って、日々の友情、愛情を育んだのだろう?どんな町で、どんな日常を過ごしていったのだろう?現実の世界に彼らがいたら・・・とか、そんな想像をしました。そして、具体的にどうやってどのようなエンディングの映像を創るかと考えたところ・・・アニメーション以外のリアルな素材を使って、映像を創ろうと考えたのです。
本編中で美術の参考用に撮影したロケハンの写真を中心に(とはいえ本編の中に出てくる東京の町並みは限られてましたから)自分が10年以上撮り貯めていた東京の風景写真ライブラリーの中から印象的な東京の町並みを少し足して、構成しました。
青大、柚希、恭輔ら3人が、もっと一緒に過ごせる時間があったなら・・・彼らは高校生だし、若さ好奇心のパワーできっと東京のいろんな町中を遊びに行っているだろう、と想像しました。それらの写真を流れるように見せながら、4人のシルエット(青大、柚希、恭輔、明日香)を登場させ、多少抽象的ですが、東京で生きていく4人の高校生の日常、友情、愛情を表現してみました。あ、いつの間にか4人になってますね(笑)そうです、この3人に加えて明日香も当然、必要不可欠。僕はこの4人(青大、柚希、恭輔、明日香)が大好きで、この4人が絡んで、ふざけ合ったり喧嘩したりなどの葛藤もありつつ、仲良く笑って過ごしていく日常を、漫画やアニメでももっと観たかったし、描きたかったなぁ、と思っています。
ビデオ編集スタジオなどで、毎回このエンディングテーマが室内に鳴り響くのですが・・・。日々多忙の中、自分の作品づくりへの目標が少し見失いがちになっている時などに、諦めずに前に進んで行くようにと、この歌に、恭輔に、あたかも背中を押してもらっているかのように、励まされています。
テレビアニメ「君のいる町」エンディング・ディレクター / 監督助手 木村延景