BIOGRAPHY

Kate -bush

16歳の時、ピンク・フロイドのデイヴィッド・ギルモアに見出され、EMIの目に留まったケイト・ブッシュは、1978年「嵐が丘」によって、19歳という若さでドラマチックなデビューを飾る。 1978 年に2枚のアルバム-『天使と小悪魔』と『ライオンハート』-をリリースし、翌79年には型破りな演劇的コンサート・ツアー『Tour Of Life』でヨーロッパを巡った。1980年発表の『魔物語』では自ら共同プロデューサーを務め初の全英1位を獲得、衝撃的な傑作『ドリーミング』(1982年)では彼女自身が全面プロデュースを手がけた。その3年後に発表された『愛のかたち』(1985年)と初のベスト盤『ケイト・ブッシュ・ストーリー』(1986年)で世界的成功を収める。1989年には『センシュアル・ワールド』を発表。そして1993年には、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックやプリンスとのコラボレイトをフィーチャーした『レッド・シューズ』をリリースした。その後続いた沈黙は、12年ぶりに発表された『エアリアル』(2005年)によって破られることに。この作品は彼女にとって初めての2枚組CDとなった。そして2011年初のセルフ・カヴァー・アルバム『ディレクターズ・カット』および”雪”をテーマにした新作『雪のための50の言葉』を次々に発表。 音楽的野心、新たな音響効果の開拓、豊かな情感に裏打ちされた内容、そして純然たるオリジナリティ。世界中のアーティストたちから圧倒的なリスペクトを寄せられる真の天才、それがケイト・ブッシュ。彼女のような音楽アーティストは、この世に2人といない。