<イベントレポート>CD発売記念レセプション・パーティ
2016年3月30日 東京・三田 ハンガリー大使館
3/30に発売となったメジャー・デビュー・アルバム発売記念レセプション・パーティが開催!ハンガリー政府関係者、CDショップ関係者、マスコミ関係者などが招待されるなか、盛大に会が催されました。
1989年に日本人の父とハンガリー人の母の間に生まれ、6歳からハンガリーでピアノを学び、数々のコンクールで優勝。2006年に日本に帰国してから、ピアニストとして活躍している金子三勇士。
ハンガリー大使館内の会場を埋めた招待客に対し、
「ハンガリー人として、日本人として、東京のハンガリーの中で演奏できるのを嬉しく思っています。」と語り、ショパン「革命のエチュード」、ドビュッシー「月の光」を披露しました。
1811年にハンガリーに生まれ、ヨーロッパ中で活躍した作曲家、リストの「ラ・カンパネラ」を演奏する際には
「日本に帰国して、リストと言えば”ラ・カンパネラ”と言われたときは衝撃でした。練習曲の1曲と思っていたので。当時はまだぎりぎり反抗期の年代でもあったので、違うのでは、と思っていました。しかし日本各地で演奏の機会があり、日本でラ・カンパネラがこれほどまでに日本人に愛されていると肌で感じました。アルバムをきっかけにこの曲にチャレンジしたいと思ったのです。これまで演奏されてきたカンパネラとは違うかもしれないですが、この21世紀にリストが生きていたら、この曲をどう伝えたかったか? CDには2016年の金子をお聴き下さいと記していますが、今日は2016年3月30日の金子をお聴き下さい」
と語り、自らの解釈を施したクラシック名曲を演奏。その後
「最後は、ハンガリー大使館で、この作品を弾かずに終われないという曲です」
と、ピアノ脇に据えられたリストの頭像を前に「ハンガリー狂詩曲 第2番」を迫力の演奏を披露しました。
アンコールに「きらきら星変奏曲」を演奏し、イベントは終了。
会場は大きな拍手に包まれました。
「世界に挑戦していきたい」と話す金子三勇士に注目です!