収録楽曲
エーテルの正体 解説
物理学において光が波動として伝搬する為に必要な媒質、神学においては常に輝き続けるものを意味する”エーテル”。
誰かの人生を”光”に置き換えた時、どんなに深い悲しみや苦しみを背負ったとしても、僕らの音楽が誰かの人生の背景となり、媒質となり、生き抜いてゆく為の道標となる事を願って。
作品を作っていく中で音楽そのものが、音楽こそが”エーテル”であるという事に気付き始めた事から今作を『エーテルの正体』と命名しました。 (Vo. 柳田周作)
1. 未来永劫
テレビ朝日系NUMAnimation「ワールドトリガー」2ndシーズン エンディングテーマ
Vo. 柳田周作によるセルフライナーノーツ
幼い頃から僕の周りには素敵な人間がいて、それは家族であったり、友人であったり、大切な人であったり。ちっぽけな人間だけど、いつだって素敵なものが、人が僕を照らしてくれていました。
大人になった今、メンバーがいて、チームがいて、応援してくれる皆んながいて、いつしか僕は皆んなと共にこのバンドを作り上げようとしています。
人は独りでは生きていけないから、いつの日も何かに縋ったり仲間を作ったりするものだと思う。
どうか身近にある”大切”を、遥か未来まで守り抜いてください。
Sound Producer からのコメント
今回サウンドプロデュースという立場で「未来永劫」で一番意識したのは、歌詞の世界観とそれを支えるバンドとのリンクです。シリアスなAメロは極力音数を少なく、逆にサビは気持ちを大きく表現したい箇所でもあるので広い世界観の中で大きく歌えるように、そしてそれを支えるメンバーも同じ気持ちで各セクションに入り込めるよう意識しました。メンバー全員が「未来永劫」という曲を通して共鳴する事で周作くんの歌の表現が増して多くの人に届けば良いと思い、ここに着地する為には“シンプルに“というのが答えでした。 (小山 寿)
2. クロノグラフ彗星
日本テレビ 新春ドラマ「星になりたかった君と」主題歌
Vo. 柳田周作によるセルフライナーノーツ
際限のないこの世界の片隅で、僕らの音楽と人一人が出逢う確率は天文学的な数字です。
そして、その出逢いが誰かの運命を、未来を書き換えられるとしたら、僕の人生を音楽に捧げて良かったと思えるし、そうなるべくして生まれてきたような気がします。
もしも世界中で大規模な停電が起きたとして、その間暗闇に包まれた世界の中ではきっと音楽が蛍火となって誰かの孤独を照らすだろう。そういった願いを込めました。
Sound Producer からのコメント
今回サウンドプロデュースをさせて頂く上で大事にしたのは楽曲の世界観をより強調することでした。周作くんのデモがすでに素晴らしかったので、楽曲が進むべき方向をより明確にして各楽器と歌が混ざり合い一体となって押し寄せるような音像を意識しました。
またテーマとしてあった「パラレルワールド」を表現するためにスピード感はあるのに何故か歌はゆったりと聞こえるタイム感や、間奏ではそれこそパラレルワールドに吸い込まれていくような空間の広さや良い意味での違和感を表現させて頂きました。(Naoki Itai / MEG)
神はサイコロを振らない「クロノグラフ彗星」【Official Music Video】
3. プラトニック・ラブ
東京事変やthe HIATUSのキーボーディストであり、作・編曲家としても活躍している伊澤一葉氏を迎えて制作した楽曲。「夜永唄」のアフターストーリーを極めて内省的な視点で描いた珠玉のバラード。
Vo. 柳田周作によるセルフライナーノーツ
心なんてものがなければ悲しむ事も苦しむ事もきっとなくて、皮肉な事にいつしかその痛みは記憶となり、痣となり、永遠となり人を生かす。
故に人はいつの日か来る別れを抱えながらも、愛を美しく思うのだ。
Sound Producer からのコメント
柳田くんの情感豊かな曲とボーカルに触発され、進めていきました。
バンドの皆んなもとてもNICEめんグルーヴで、違う世代からの刺激を沢山貰えて、こちらも大変楽しかったです。またの機会をお待ちしております(^^)
(伊澤一葉)
4. 1on1
FODオリジナルドラマ「ヒミツのアイちゃん」主題歌
Vo. 柳田周作によるセルフライナーノーツ
溶け合うように惹かれ合っていく二人の恋を、物語のキーにもなってくる「1on1」に置き換えて表現しました。
男からの視点と女からの視点を織り交ぜながら詞を書く事はこれまでもありましたが、主人公の眩し過ぎるほどに純粋無垢な恋心に導いてもらう事で、詞はもちろん、ボーカルテイクも拘り抜いて、かつての自分では表現できなかったものを生み出すことができました。また、ボーカルとギターをアナログに、ベースとドラムをデジタルに振り分ける事で、対照的な二人をサウンド面でも表現しています。
Sound Producer からのコメント
「1on1」ではアナログとデジタルの両方を取り入れるという方向性のもと周作くんの生声とデジタルなオケを融合させ、楽曲の表現という意味ではこの曲はライブで一番楽しめるのではと思っています。デビュー前から何度も一緒に制作してきましたがメンバー全員の飽くなきこだわりやさらなる進化に、僕自身も学ばせて頂く事が多く刺激を頂いています。(小山 寿)
【期間限定 Special Movie】「1on1」 (FODオリジナルドラマ「ヒミツのアイちゃん」主題歌)
神はサイコロを振らない Live Tour 2021「エーテルの正体」開催決定
Tour Schedule
開催日 | 開催地 | 会場名 |
---|---|---|
5月14日(金) | 【福岡】 | Zepp Fukuoka |
5月21日 (金) | 【愛知】 | Nagoya DIAMOND HALL |
5月28日 (金) | 【大阪】 | Namba Hatch |
5月30日(日) | 【東京】 | Zepp Tokyo |
6月6日(日) | 【宮城】 | Sendai PIT |
チケット料金 ¥3,500- (ドリンク代別途)
チケットのご購入はこちら:https://l-tike.com/kamisai
Profile
福岡発、4人組ロックバンド。通称“神サイ”
全作詞作曲を手掛けるリーダー・柳田は、宮崎県で生まれ、祖母から買い与えられたアコースティック・ギターを手に、5 歳で初めての曲をつくったという、早熟の天才肌。弾き語りのネット配信に 没頭したソロ期を経て、バンド活動に興味を抱くと、進学した福岡の大学で出会った吉田喜一(Gt)、 桐木岳貢(Ba)、黒川亮介(Dr)に声を掛け、2015 年に「神はサイコロを振らない」を結成。
以来、 ライブシーンのど真ん中で経験値を積み上げてきた。
2019年にMini Album 「ラムダに対する見解」2020年2月にMini Album「理」をインディーズリリース。
2020年7月、業界初のZOOM契約&無観客ライブでのメジャーデビューを発表後、メジャー第一弾デジタルシングル「泡沫花火」をリリース。
2020年7月にメジャー第一弾デジタルシングル『泡沫花火』をリリースし、11月にデジタルEP『文化的特異点』をリリースした。
2021年、新曲「クロノグラフ彗星」が日本テレビ新春ドラマ「星になりたかった君と」主題歌に。さらに、新曲「未来永劫」がテレビ朝日系NUMAnimation「ワールドトリガー」2ndシーズンエンディングテーマに抜擢され、3月、1st シングル「エーテルの正体」をリリースする
− バンド名の由来 −
「神はサイコロを振らない」は、物理学者アルベルト・アインシュタインの発言で「物理学上では、偶然は存在せず、全て法則に則っている」という意図がある。
ただ、人間が生きていく上では、偶然ばかり。
自分達は「その偶然ばかりの不安定な中に生きる人達の心の奥底に、確実に届く音楽・ライブしかしない」そんな法則に則った活動をしていこう、という決意を込めて命名した。