BIOGRAPHY
Julius Rodriguez / ジュリアス・ロドリゲス
ニューヨーク州ホワイト・プレインズ出身のピアニスト、ドラマー、作曲家。
ジャズで鍛えた腕前とR&B、ゴスペル、ヒップホップへの情熱を兼ね備えている。
3歳からクラシック・ピアノを習い、父親からジョン・コルトレーン、セロニアス・モンク、デューク・エリントンといったアーティストを紹介され、ジャズに触れる。また、教会ではドラム、キーボード、オルガンを演奏し、早くから貴重な演奏経験を積みながら音楽理論の基礎を学ぶ。
ドブス・フェリーにある最先端のマスターズ・スクールで高校生活を送りながら、MSMやバークリー、ヤングアーツ財団等の音楽プログラムを受講し、青少年のリサイタルやギグにも参加。
バークリーのサマー・プログラムに5週間参加した際、ドラマーのテリー・リン・キャリントンとの出会いにより、「伝統に縛られてはいけない、伝統を拡大しなければならないのだ。」と思うようになる。
ジュリアード音楽院に入学後、ニューヨークの他の大学の音楽専攻の学生たちと演奏するようになり、旧友のアイザイア・バーが所属するオニキス・コレクティブとも共演。そのつながりから2018年にエイサップ・ロッキーのツアーに帯同。
2019年初め頃、ジュリアスの音楽性の幅広さと才能が開花。ミシェル・ンデゲオチェロ、ヒップホップ・プロダクション・デュオ、ブラストラックスとはオルガン奏者として共演、グラミー賞にノミネートされたカーメン・ランディのヴォーカル・アルバム『Modern Ancestors』ではピアノを担当、モーガン・ゲリンやカッサ・オーバーオールといった前衛的なジャズ・ミュージシャンのレコーディングにも参加し注目を集めるようになる。華々しいミュージシャンとの共演を重ねながら、街中のクラブで自身のジャズ・グループを率いた。
2017年から2年間をかけてアルバムを完成させ、『Let Sound Tell All』で2022年にヴァーヴ・レコードからでソロ・デビューを果たした。