商品紹介
驚異のピアニスト、革新的なプログラム構成のアルバムでDGデビュー
アルバム《SCRIABIN-SCARLATTI》は作品や時代と心の状態の境界がなくなっていくような夢想的な瞑想を生み出しています。アルバムの最初と最後はスクリャービンのピアノ・ソナタ第1番のフィナーレからの断片。そしてアザルによるこのソナタのフル演奏が、選ばれたスクリャービンの練習曲や前奏曲、スカルラッティの6つのソナタ、そしてピアニスト自身による即興の「トランジション」に縁取られる形で構成されています。
アザルは録音のために2つの異なるスタインウェイを選んでいます。1つは豊かで暗い響きのため、もう1つは澄んだ明瞭な音色のためです。「これらのスクリャービンとスカルラッティの小品は、それぞれ独自の性格、独自の命、独自の過去、現在、未来を持った、別の次元からの架空の生き物のようです」(ユリウス・アザル)。
「夢の中ではすべてが可能です」と革新的なプログラムを構成する稀有な才能の持ち主である27歳のアーティストは言います。「異なる時代や異なる密度の異なる材料でも融合して新しい物質を生み出すことができます。それが、私がスクリャービンとスカルラッティの音楽を録音している時に感じたことです」。
ユリウス・アザルは1997年、音楽一家に生まれ、幼い頃から独学でピアノの即興演奏を始めました。2017年からエルダー・ネボルシン、2021年からはアンドラーシュ・シフからも教えを受けています。その二人からの影響とともに、アルフレート・ブレンデル、ギドン・クレーメル、メナヘム・プレスラーといった音楽家からもインスピレーションを受けています。現在はロンドンのウィグモア・ホール、ウィーン楽友協会、ハンブルクのライスハレ、東京のサントリーホールなど、国際的なフェスティヴァルや有名なコンサートホールに定期的に招かれています。
「ユリウス・アザルのピアノ演奏に私はすぐに驚かされました。彼はその独特に響き渡る音をどのように見つけたのでしょうか。楽器が彼に秘訣を教えているようでした」――メナヘム・プレスラー
「このアーティストは実に価値ある発見だ。滅多にないことだが、このことは彼が始まりの音をいくつか弾いただけではっきりとわかった」――《Klassik Heute》誌
「うっとりさせられる奇妙さ」――《ル・モンド》紙
曲目
[C D]
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品6
1
第4楽章: 葬送行進曲 (プロローグ)
D.スカルラッティ:
2
鍵盤のためのソナタ ヘ短調 K.466
スクリャービン:24の前奏曲 作品11
3
第20番 ハ短調
D.スカルラッティ:
4
鍵盤のためのソナタ ハ短調 K.56
5
鍵盤のためのソナタ ハ短調 K.58
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品6
6
第1楽章: Allegro con fuoco
7
第2楽章: (Adagio)
8
第3楽章: Presto
9
第4楽章: Funebre
D.スカルラッティ:
10
鍵盤のためのソナタ ヘ短調 K.238
アザル:
11
TRANSITION I
スクリャービン:12の練習曲 作品8
12
第11番 変ロ短調
スクリャービン:24の前奏曲 作品11
13
第21番 変ロ長調
D.スカルラッティ:
14
鍵盤のためのソナタ 変ロ長調 K.544
スクリャービン:5つの前奏曲 作品16
15
第4番 変ホ短調
アザル:
16
TRANSITION II
スクリャービン:24の前奏曲 作品11
17
第14番 変ホ短調
スクリャービン:5つの前奏曲 作品16
18
第1番 ロ長調
スクリャービン:24の前奏曲 作品11
19
第6番 ロ短調
D.スカルラッティ:
20
鍵盤のためのソナタ ロ短調 K.87
スクリャービン:ピアノ・ソナタ 第1番 ヘ短調 作品6
21
第4楽章: 葬送行進曲 (エピローグ)
別バージョン
スクリャービン&スカルラッティ:作品集 [直輸入盤][2LP]
発売予定日
2024.05.11
-
品 番
486-5280
スクリャービン&スカルラッティ:ピアノ作品集 [MQA/UHQCD]
発売日
2024.05.03
価 格
¥3,080 (税込)
-
品 番
UCCG-45095