BIOGRAPHY

Juliette Gréco/ジュリエット・グレコ


1927年に仏モンペリエで生まれ、現在も現役として活躍。第二次世界大戦中は母親とともに対ナチスのレジスタンス活動に身を投じ、祖国解放後にパリで歌手活動を開始。黒い長い髪をなびかせ、黒ずくめの衣装で歌うのがトレードマークで、哲学者ジャン・ポール・サルトルや前衛的な作家・詩人ボリス・ヴィアンらをはじめとするパリの知識人たちのアイドルとなった。あの伝説的なジャズ・トランペッター、マイルス・デイヴィスと恋愛関係にあり、1949年に結婚したと言われている。その後、フランスを代表する性格俳優ミシェル・ピコリと1966年に結婚、1977年に離婚している。映画界でも活躍し、『恋多き女』(Elena et les Hommes:1956年)、『日はまた昇る』(The sun also rises:1957年)、『自由の大地』(The Roots of Heaven:1958年)、『悲しみよこんにちは』(Bonjour tristesse:1958年)、『ルーヴルの怪人』(Belphegor,Phantom of the Louvre:2001年)などに出演している。