BIOGRAPHY

本名ジャレッド・アンソニー・ヒギンズ。米シカゴ出身のラッパー兼シンガー・ソングライター。2015年にSoundCloudに音源を投稿し始め、音楽活動を開始。2017年6月に発表したEP『999』に収録されていた「Lucid Dreams(ルーシッド・ドリームズ)」が話題となり、新人アーティストにして全米シングルチャート2位まで上り詰め、R&B/Hip-Hopチャートでは堂々の1位に。同年12月に発表したEP『Nothing Different (ナッシング・ディファレント)』に収録されていた「All Girls Are The Same(オール・ガールズ・アー・ザ・セイム)」は米人気HIP HOPブログやメディア<Lyrical Lemonade>などに取り上げられ、これをきっかけにInterscope Recordsと契約。

2018年5月にデビューアルバム『Goodbye & Good Riddance(グッドバイ&グッド・リデンス)』をリリース。全米アルバム・チャート4位にランクインし、正式にシングルとしてリリースされた「Lucid Dreams」は全米3位、全英10位にランクイン。今なお最もストリームされる楽曲の一つなり、ロング・ヒットを続けている。同曲を引っ提げ、「HIP HOP DNA: THE LIVE VOL.1」に出演するために貴重な初来日公演を果たす。

翌年の2019年にセカンド・アルバム『Death Race for Love(デス・レイス・フォー・ラヴ)』を発売。全米アルバムチャートにて初登場1位を記録し、アメリカでは50万枚以上の売り上げを記録し、ゴールド・ディスク認定を受ける。2019年12月8日にシカゴ・ミッドウェイ国際空港で心肺停止のような状態に陥り、アドヴォケイト・キリスト病院で死去。21歳没。

生前に制作した未発表曲はおよそ1000曲以上にも及ぶと生前に行ったインタビューで語っており、2020年7月10日に死後初、サード・アルバムにあたる『Legends Never Die(レジェンズ・ネヴァー・ダイ)』が所属レーベルより発表される。“ジュースが制作していた音楽を象徴している作品”というコメントともに解禁された同作品には、ホールジー、マシュメロ、トリッピー・レッドなど名立たるゲストアーティストらが参加しており、大きな注目を集めた作品となる。