第6回 左衛門佐の陸自撮影日記
第6回 左衛門佐の陸自撮影日記
みなさま、こんにちは! プロデューサーの左衛門佐です(さえもんのすけ、と読みます)
今週も、10月29日に発売されるDVD「車両基地 陸上自衛隊 第2師団 第11旅団」撮影時のエピソードを語っていきたいと思います。
今週は撮影時に苦労したことをお話ししたいと思います。以前の連載回で日々強行軍的な撮影スケジュールだったことはお話ししましたが、実際、下記はある日の撮影スケジュールです。
・7月A日
23時30分 この日の撮影を終え宿泊地に帰還
・7月B日
01時00分 宿泊地を出発(車で移動)
08時00分 演習場到着
09時00分 撮影開始
17時00分 撮影終了。演習場を出発(車で移動)
・7月C日
01時00分 宿泊地到着。
03時00分 宿泊地を出発
04時00分 撮影開始
といった感じですが、ほとんど睡眠時間が無いです。また食事も勿論コンビニのパン、おにぎり、といったお決まりのものでした。食事と睡眠は人間が活動するのに最も重要なものだと思いますが、とにかく十分に眠れないことが一番辛かったことです。が、検閲は一度きりのものですし、きっちりきっちり進行していくものなので、当然ながらそこに私たちが合わせて撮影していくしかありません。
早朝と深夜の撮影で苦労したことは「灯火管制」下であったことです。灯火管制とは夜間に車のライトや懐中電灯の光によって敵から位置が暴露しないよう灯火を消したり覆ったりして全ての灯火を規制することです。
さすがに真っ暗闇の中では機材のセッティングができないので、演習場に入る前にある程度のセッティングを済ましてから撮影ポイントではブルーライト等を最小限の範囲で使用して撮影に臨みました。DVD本編内でも暗闇の中に浮かぶ微少な光のもと、隊員たちの動きが確認できるシーンがありますので是非チェックしてみてください。
それでは今回はこのへんで。また次回をお楽しみに。
左衛門佐
※写真は北大演での徒歩行進訓練です。